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「テレビの心霊写真」は私が作った!ギャラは1枚2万円から!
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.10.07 20:00 最終更新日:2018.10.07 20:00
噂の心霊スポットで写真を撮ると、そこには自殺した老婆の霊が……。女性タレントは悲鳴を上げ、男性司会者は慌てて撮影を打ち切らせる――。
視聴者の背筋を凍らせる「心霊番組」。この夏も、各局で相次いで特別番組が放送された。
「この世に心霊なんていませんよ。なぜなら、番組で使われている写真や映像は、すべて私たちが作っているんですから(笑)」
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そう話すのは、映像企画制作会社を経営するU氏。心霊写真を提供した番組数は、誰もが知る有名番組を含む50以上。大手レンタルビデオチェーンにも、自社レーベルの心霊・ホラービデオのコーナーがある、業界の有力者だ。
「今まで500カ所以上の心霊スポットを訪れました。しかし、一度もそういった現象に遭遇したことはありません。先週の撮影もそう。霊媒師さんが、『あそこに黒い影が!』と叫び、我々はカメラを向けるわけですよ。だけど何も見えないし、映らない。それだと怖さが出ないので、画像を加工するのです」
霊媒師なんて、誰でもなれるとU氏は言う。
「過去に弊社も、ある売れない役者を霊媒師に仕立て上げたことがあるんです。アイドルを心霊スポットに連れていってもらい、『あそこに女が!』と叫ばせたり、霊に憑依されてもらったり(笑)。
最初は『演じるってやっぱ楽しいですね』なんてノリノリだったんですが、ほどなく辞めてしまいました。霊ではなく、罪悪感に取り憑かれたようです(笑)」
現在では、U氏の会社は心霊映像制作がメインだが、映像の中に静止画像を差し込むなど、作り方は、心霊写真と基本的に変わらない。
「1980〜1990年代のブームのときは、大変でした。画像を切り抜いて、重ねて、その上から写真を撮る超アナログ作業。現場に直接仕込むケースもありました。いまは、心霊写真1枚作るのに要する時間は、わずか数十分ですよ」
では、心霊写真はどのようにして作られるのか。