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2丁拳銃・川谷、映画『火花』でコンビを組んだ菅田将暉の神業に驚く
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.10.15 20:00 最終更新日:2018.10.15 20:00
売れない漫才コンビを描いた映画『火花』で、若手No.1俳優の菅田将暉とコンビ役を演じた2丁拳銃の川谷修士。2丁拳銃は小堀裕之と川谷のコンビだ。彼らと、デビュー当時からの付き合いだという元芸人・インタビューマン山下が、撮影の裏話を聞いた。
――川谷さんは映画『火花』で、相方が菅田将暉さんでしたが、すぐにしっくりきましたか?
川谷「監督の板尾(創路)さんが、撮影前に『菅田君と一回会ってた方がいいぞ』と言われたので、2人だけでご飯に行きました。そのときに僕から、漫才コンビの役なんでお互い敬語をやめようという話をしたんですよ。僕は菅田君の19歳年上なんですけど(笑)」
――菅田さんが川谷さんとけっこうネタ合わせをやったと言ってましたが。
川谷「撮影に入ってからですけど、やりましたね。2人でご飯行ったとき、菅田君から『ネタ合わせを普段どうってやられてます?』って聞かれたんですよ。
そのとき『今からネタ合わせをやろう』みたいなガッツリな感じじゃなくて、どちらかが近寄ってきて『はい、どうも〜』って言ったら、合わせる感じだと答えたんですけど。
だからですかね、現場での休憩時間でも菅田君がスッーと僕の横に来て漫才を始めだすんですよ。そしたら僕も、それに応えるみたな感じでネタ合わせが始まるんです」
小堀「ほんまの漫才師みたいやな(笑)」
――撮影で初めてお客さんの前で漫才をやったときは緊張しませんでしたか?
川谷「桐谷健太さんたちの漫才シーンを撮影するために呼ばれていたお客さんの前で、撮影関係なしで、漫才をやったことがありました。
おそらく監督の板尾創路さんは、この経験で菅田さんに『こういうのがウケるんだ、こういうのがスベるんだ、こういうのが間が悪いんだ』みたいなことを伝えたかったんじゃないですかね。
ただそのときはウケましたけど、1回、学園祭のシーンがあったんです。そのときのお客さん役のエキストラが、撮影現場の学校の本当の生徒さんやったことがあったんですよ。その生徒さんの前でやったときは、めっちゃスベりました(笑)。それを見て板尾監督は爆笑してましたけど(笑)。
そのときはお互いが機嫌が悪くなって険悪な空気が流れて……。2丁拳銃のときもスベったらそうなるんですけど、ホンマのコンビみたいな経験もさせてもえらました」
――ネタがウケたりスベったり、いろいろと経験して撮影に臨めたんですね。
川谷「でも、最後の漫才シーンのときはネタ合わせを1回もせずに本番の撮影をしました。ラストシーンの漫才だけは板尾監督から『お互いにネタを頭に入れるだけにして、合わせなくていい』って言われたんです。
だから最後の漫才シーンまで、お互い会わないように楽屋も別にしてくれて。正直、合わせてないので、セリフがかぶったりしないか不安だったです。でも、奇跡的に一発OKで行けました。『菅田君は凄いな! バケモノやな』と思いましたね」
最後の漫才は一度もネタ合わせしてなかったとは、まさに神業だ。それを踏まえて、もう一度あの漫才シーンを見たくなった。
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