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一発屋の哀愁を味わった「ヒロシ」野際陽子にいまも感謝を
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.11.15 20:00 最終更新日:2018.11.15 20:00
芸人のヒロシが、11月6日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演した。
哀愁あふれる自虐ネタで一世を風靡したヒロシ。番組では、黒柳徹子から最高月収が4000万円を超えたと紹介され、本人も「(家賃が)39万円くらい。売れてるときは東京タワーが見えていた」と芸人としてのピーク時を振り返る。
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売れなくなったあとに「一発屋」と呼ばれることに抵抗があったというヒロシは、「一発屋になるのが初めての経験。こんなに大変なのかと」としみじみ語る。黒柳が一発屋の定義について尋ねると、「世間的に言うと、何かで一回大きく売れて、そのあと1、2年でしぼんでいく人のこと」と冷静に分析した。
さらに「テレビに出ていて(それから)急に出なくなるといろんな人が態度を変える。これが本当にびっくりするぐらい露骨すぎた」と、売れなくなって周囲の対応が激変したと明かす。
そんななか、ある人物だけは態度を変えなかったという。
「野際陽子さん。僕は当時『旅の香り(時の遊び)』に出させてもらっていて、あんなに大女優さんなのに、落ちぶれてる僕にも誕生日にスカーフくれたりとか、態度をまったく変えなかった。落ちぶれたときに優しくしてくださった方っていうのは非常に覚えています」
2017年7月4日付けの「週刊女性」でも、野際との思い出について明かしているヒロシ。番組に起用されたときは売れっ子だったヒロシが落ちぶれても、野際は「ヒロシくん、ヒロシくん」と気さくに声をかけ続けてくれたという。さらには、番組スタッフに「うちのヒロシをよろしく」と頼んでいたというから驚きだ。
インタビューでヒロシはこう明かす。
「最初はウソだろう、僕のことなんか見てないだろうと思っていたんですが、本当だと知ってうれしかったですね。僕が番組に出続けられたのは、野際さんのおかげだと思っています」
芸人として復活の兆しを見せるヒロシ。どん底の彼に手を差し伸べてくれた野際への感謝が、いまの彼の原動力になっているかもしれない。