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勝つぜM-1「ジャルジャル」優勝したら移動をグリーン車に
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.11.28 20:00 最終更新日:2018.11.29 10:20
初代王者の中川家をはじめ、敗者復活から優勝したサンドウィッチマンなど、数多くの人気芸人を世に送り出してきた、漫才日本一を決める「M-1グランプリ」。
SmartFLASHでは、12月2日に行われるM-1グランプリ2018決勝に駒を進めたファイナリスト9組を総直撃。決勝まで、毎日1組ずつ紹介していく。
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6組目は「ジャルジャル」。今回で4回目の決勝進出だ。コント日本一を決める「キングオブコント」でも過去2回決勝進出。そのほか数々の賞レースで好成績を残してきた彼らも、M-1は今年がラストイヤー。
「経験上優勝しないと意味がないことはわかっている」という2人が、自分たちに一番合っている賞レースだと語るM-1で、悲願の優勝を果たすことができるか。
――決勝進出おめでとうございます。今のお気持ちは?
後藤淳平 今年が最後なので、まずは決勝のスタジオまでは行けるという安堵がありますね。
福徳秀介 決勝進出は通過点に過ぎないし、経験上、優勝しないと意味がないことはわかっているので、とりあえずひと安心です。
――ふだんコントが主のお2人ですが、なぜM-1の時期だけ漫才をやって決勝に進出できるのでしょう?
後藤 漫才がコントが、というより、M-1という大会の空気感が僕らに合っているからだと思います。M-1は「その芸人らしさ」を評価してくれるので。賞レースの中で一番居心地がいいですね。大会の方向性や雰囲気が居心地いいんです。
――決勝進出者発表会見でも司会の陣内智則さんにイジられていましたが、昨年の決勝直後の番組で、福徳さんが泣いていたのが印象的でした。あの涙を見て、「福徳さんも人間らしいところあったんだ!」と思った人が多いと聞きます。
福徳 失礼な話ですよね。人間やっちゅうに。泣いたことでしか人間と認められない、悲しい男ですよ……。
後藤 あそこで泣いたことで、その後、取材が増えたんですよ(笑)。
福徳 泣き系の取材の人は魂のこもった人が多かったですね。質問もバリエーションが多くて新鮮でした。
――「座右の銘」はありますか?
福徳 「Don't Think. Feel!」、ブルースリーの名セリフです。
後藤 意識している言葉はないですね。強いて言うなら「楽しく」です。
――特にお世話になっている先輩芸人は誰ですか?
福徳 ウーマンラッシュアワーの村本(大輔)さんです。アドバイスをもらったとかは1ミリもなくて、友達みたいにおしゃべりしているだけですけど。どんどん変な人になってますが、元から変な人でしたし、自分がこうだと思った方向に突き進んでいて、見習わなきゃなと思う先輩です。
後藤 千鳥の大悟さんですね。大阪時代から世話になっています。何を言われたわけではないですけど、千鳥さんと僕らはネタの作り方とか共通している部分があって、いいなあと思うネタが多いです。
――優勝したら賞金1000万円はどう使いますか?
後藤 めちゃくちゃ家のローンを返します。
福徳 実家のリフォームですね。直すところがいっぱいで、リフォームしまくっているんです。この前の台風で傷んだところも直すのに200万円かかったので、次のリフォームの資金にします。
――最後に、優勝へ向けての意気込みを!
後藤 いい精神状態で12月2日を迎えて、本当の意味で楽しくできたら一番いいですね。ラストイヤーなので、高校時代のラグビー部を引退したときに「このメンバーで試合することはもうないんだ……」と思ったのと同じで、「もうM-1に出ることはないんや……」という淋しい気持ち。最後、優勝して終われれば最高ですね。
福徳 M-1ラストとともに、若手芸人を卒業して中堅芸人になります。ここではっきり線引きを。「若手芸人」でいることはもう終わりやなと感じています。
後藤 そしてそれをきっかけに、移動をグリーン車に変えてほしいです。
※「M-1グランプリ2018」は今田耕司・上戸彩を司会に、12月2日(日)18:34からABCテレビ・テレビ朝日系で生放送
取材&文/松田優子