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ペナルティ・ヒデ「ゴルゴ13とお笑いの共通点」を語る

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.12.08 16:00 最終更新日:2018.12.08 16:00

ペナルティ・ヒデ「ゴルゴ13とお笑いの共通点」を語る

 

 自宅の本棚にゴルゴ全巻を所蔵するのは、ペナルティヒデさん(47)だ。サッカーに家電など、多才・多趣味で知られるが、ゴルゴは人生に大きな影響を与えたという。

「小学校1年のときに家の近所の理髪店『エンジェル』に置いてあったゴルゴを手に取って読んだのが最初の記憶です。各国が絡み合う諸問題や、この事件とあの事件の関連など、地球規模での社会情勢も学べる貴重な作品です。

 

 

 文字数が多い作品なので、お陰で小説を読むことも好きになりました。仕事に取り組む姿勢から精神力、集中力、忍耐力、対応力を学んで。『男は金で仕事を選ばない、内容で選ぶ』というゴルゴの台詞、言いたいですね。

 

 男のダンディズムを感じます。僕と真逆ですね。家族を持ったらカネで動きますよ。少しでも近づきたいけど、無理だろうな。一生背中を見ているだけでしょう。あっ、でも背後にまわったらズキューンと撃たれる(笑)」

 

 40年間、読み続けているだけあって、ゴルゴの変化にも詳しい。

 

「ゴルゴは、無口で必要以上の会話をしないことで知られてますけど、連載当初は笑ったり、冗談を言ったり、謝ったりと、今よりも口数は多かった。

 

 ゴルゴも成長して経験を積み、よけいなことは話さないほうがいいと学んだのでしょう。顔も進化していて、若いころにはない渋みを増しています」

 

 芸人界に、ゴルゴは存在するのか。

 

「ゴルゴと身長が同じ182センチの南海キャンディーズのしずちゃん、でしょうか。相方の山里(亮太)をスナイパーのような鋭い目つきで見る姿は、まさにデューク東郷を彷彿とさせます」

 

 お笑いとゴルゴの狙撃には、共通点があるという。

 

「何事もチャンスは1回、次はないという気持ちで臨まなければなりません。芸人も同様で、ミスファイア(不発)は許されない。一発必中の重要性を知りました。

 

 相方のワッキーは遅刻魔で、時間どおリに来たことがほとんどないんです。警告の意味もこめてワッキーの足元に、 ゴルゴから一発、スナイプしてもらいたいですね」

 


ひで
1971年4月7日生まれ 千葉県出身 市立船橋高校サッカー部時代にインターハイ優勝を経験。同部の後輩・ワッキーと1994年「ペナルティ」を結成。巧みな話術で『ノンストップ!』(フジテレビ系)などにレギュラー出演中。純愛小説『いつか、あなたと』が発売中

 

(週刊FLASH 2018年12月4日号)

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