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天竺鼠・川原克己が明かした「めんどくさい」小学生時代
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.01.20 16:00 最終更新日:2019.01.20 16:00
コンビではキングオブコント(TBS)に過去3回の決勝進出を果たした。『あらびき団』(TBS)ではナスのかぶり物にサングラスといういでたちで、やたら睡魔に襲われ「眠た~い!」と叫ぶキャラで異彩を放つ「天竺鼠」のボケ担当・川原克己(38)。
芸人仲間からの評価も高く、ナイツの塙宣之は、サッカー選手に例え、フランス代表の超新星エースストライカー・エムバぺ級のボケと評するほど。
芸能人にも、きゃりーぱみゅぱみゅ、浅野忠信、水川あさみ、ベッキー、堂本剛など、川原のファンは多数存在する。そんなボケボケモンスターの川原の子供時代はどんな少年だったのか、元芸人インタビューマン山下が直撃した。
――川原さんって、どんな子供でしたか?
川原 冷めた小学生でしたね。クラスの子に「グループに入るか?」って言われても「いや、大丈夫」みたいな。学校で一言もしゃべらず、しょっちゅう家に帰ってました。
クラスメイトから遊びに誘われても「いい、いい」って断って、「そんなことしても何の意味もないから、どうせ死ぬし」って思ってました。
――めんどくさい小学生ですね(笑)。先生は川原さんのことをなんと言ってましたか?
川原 中学生のとき、毎日日記を書かなくてはいけなかったんですよ。その日記に全部噓を書いてたんです。「今日はアイルトン・セナと会って……」とか。だから、毎回先生に赤字で「嘘を書くな」って書かれてました。
先生を笑わすために友達とワイワイいたずら感覚でやってたらいいですけど、そんなんじゃなく、一人でもくもくとやってたので、先生も怖かったと思います(笑)。
――子供の頃からお笑いは好きだったんですか?
川原 弟がお笑いが好きで、ご飯のときに録画していたお笑い番組を流してました。それで弟が「兄ちゃん、これ見て、この人ら面白くない?」って。それに対して「おもんないな」みたいな感じで見てました。
だから、好きというわけではなかったですね。クラスで誰かとしゃべって笑いを取るという奴でもなく、誰かがなんかやってるのを見て、「おもんないな」「もっとこうしたらいいのにな」って思ってました。
――じゃあ、どこでお笑いに目覚めたんですか?
川原 僕が高校1年のときに、先輩が文化祭でコントをやることになってネタの相談をされたんですよ。そのときに「この台本はおもろないですね。こうしたらどうですか?」って言うてたら、「お前が出てくれ」ってなったんですよ。それでやったらウケたんです。そこでみんなから「お前はお笑いをやった方がいい」って言われたんですよ。
でもそのときに、僕自身もお笑いのことを何にも知らないのに「いや、お笑いをなめんなよ」とずっと思ってました。僕も含めてですけど、鹿児島のド田舎の文化祭でちょっとウケただけで「お笑いやったほうがいい」って、「なめんな!」という感じだったので。「やりたい!」というのはなかったです。
――川原さんのなかで、お笑いって、めちゃくちゃ難しいもので、できるわけないやろという感じだったんですね。
川原 はい。そういうのもありましたが、高校を卒業したら自分がどれぐらいできるか一回試してみようと思って、大阪に出ました。それでNGK(なんばグランド花月)や若手の劇場を見に行って研究したのちに、養成所に入りました。
――意外に慎重なんですね(笑)。そんな幼少期時代を過ごした川原さんが絵本を出したそうですね。
川原 はい。この絵本は子供に向けたものでもないんですけど…… 対象年齢は32歳です。
――そんなにピンポイントの大人向け絵本なんですね(笑)。
※天竺鼠・川原の絵本「ららら」(ヨシモトブックス)発売中