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自称悪役レスラー「オリラジ中田」の勝ち方は「真逆を行け」

エンタメ・アイドル 投稿日:2019.01.28 20:00FLASH編集部

自称悪役レスラー「オリラジ中田」の勝ち方は「真逆を行け」

 

 オリエンタルラジオ中田敦彦が、『株式会社ニシノコンサル』(AbemaTV) 1月25日放送回で、仕事への姿勢について語った。

 

 キングコング西野亮廣がMCを務める当番組。先輩芸人・西野と同じように、「テレビを中心に活動して売れる」という芸人の登竜門的コースからあえて外れ、独自の活動を続ける中田が、自身の歩んできた道をこう分析する。

 

 

「僕のやり方って、本当にヒールレスラーみたい。漫才大会の『M-1』に、(音ネタの)『武勇伝』で出る。お笑いの特番に、(『RADIOFISH』として)歌で出る。そういう真逆のやり方で、『なんだアイツら』って言われながら、凶器的なやり方で人をどついていくっていう」

 

 オリエンタルラジオは、華々しい道を歩んできた。2004年、NSC東京校(吉本興業の養成所)在学中にも関わらず、『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)の準決勝に進出。2014年には、ダンス&ボーカルユニット「RADIOFISH」として活動を開始、RADIOFISHがブレイクした2016年末には、『NHK紅白歌合戦』への出場を果たした。

 

 中田個人としての活動も、目を見張るものがある。世の流れをいち早く察知し、ファンと直接的に交流をもつネット上の定額制サービス「オンラインサロン」を立ち上げ、それを足がかりにアパレルブランド「幸福洗脳」を立ち上げるなど、「お笑い芸人」の固定イメージを超えた活躍を見せている。

 

 その「幸福洗脳」の方向性について、中田は『ニシノコンサル』で、こう語っている。

 

「本当はファッションブランド『Supreme(シュプリーム:アメリカNY発の世界的ストリートブランド)」のようなTシャツを作りたかった。でも、『Supreme』みたいなTシャツってめっちゃ見ません? アレは飽和しすぎしちゃって、真逆行くしかないなって」

 

 デザインより戦略で勝負の「幸福洗脳」だが、2019年3月に「阪急メンズ東京」(東京・有楽町)への出店が決まっている。しかも、同店初の「自動販売機での売り出し」という、かなり挑戦的な試みだ。

 

 自らを「ヒール」と呼ぶ中田は、どんな思考回路をしているのだろうか。同番組では、ブランドを立ち上げたきっかけについて、こう発言をしている。

 

「音楽(RADIOFISH)で物販やって、Tシャツを売ってたんすよね。でも、Tシャツの値段設定で、けっこうファンと揉めたんすよ。5000円以上にあげようとしたら、ファンからめちゃめちゃ言われて。『ライブTで5000円以上なんてありえないです』って。

 

 でもみなさん、アパレルで買ってるTシャツだと、1万円のTシャツとかあるよね? なんでライブグッズは低くてアパレルは高いのよ? 『それブランドだからです』って言われたから、『じゃあ作るよ!』って作ったんです」

 

 悪役レスラーと共通するのは「反則技」だけでなく、逆境を人気の足がかりにしているところ。その片鱗は、『オリエンタルラジオ 中田敦彦のオールナイトニッポンPremium」(ニッポン放送)2018年10月10日放送回にもみられる。

 

「前回の放送でリスナーに『1枚も売れてねぇぞ。ふざけんじゃねぇ。ディープなファンだったら買えよ!』『お前ら立ち上がれよ。オレのゴリゴリに恐ろしく高いTシャツを最初に買うヤツになれんだぞ!』ってアオったんです。そしたら、めちゃくちゃ売れました」

 

 現時点では、「悪役炎上商法」が功を奏している中田。だが、反則技がすぎると、ファンから愛想を尽かされちゃうぞ!

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