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ネタの数は8000本「ジャルジャル」物音で即興コントを作る

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.03.07 06:00 最終更新日:2019.03.07 06:00

ネタの数は8000本「ジャルジャル」物音で即興コントを作る

後藤(左)と福徳

 

 漫才の日本一を決める「M-1グランプリ2018」で、「国名分けっこ」というネタで爆笑をかっさらったジャルジャル

 

 後藤淳平(34)と福徳秀介(35)は高校の同級生コンビで、デビュー当時からネタの評価は高かった。彼らは現在ネタを8000本持っていると聞き、元芸人のインタビューマン山下が真偽のほどを直撃した。

 

 

――単独ライブの前に、めちゃくちゃネタを作ると聞いたのですが。

 

福徳「だいたい1カ月で150本ぐらい作りますね」

 

――いや、すごいですね! どんなネタの作り方をしてるんですか?

 

後藤「1本1本のネタの完成度のハードルを下げてやってます。1個ネタのアイデアができたら、それは置いといて、どんどんネタの種をブワーっと150個ぐらい作るんです。それから、どれを育てていくかみたいなことです」

 

――じゃあ、ネタの設定をたくさん考えるんですか?

 

福徳「いえ、僕らは2人で即興でコントを作るので、設定も何もないんですよ。ネタを作っているときにひょんなことが起きるんです。だからその“ひょん” をネタにするって感じです」

 

――ひょんなことって何ですか? 2人でしゃべっててとかですか?

 

福徳「物音とかですね。物音って嘘みたいにあるんです。それをネタにさせてもらってます」

 

――じゃあネタ作りをする場所も重要になってくるんじゃないですか? 同じ場所だと同じような音になりますからね。

 

福徳「テレビがあったら嬉しいですね。そこから何かヒントみたいなのがあれば、即興でコントを始めるみたいなことです」

 

――なかなか独特なネタの作り方ですね。ネタが8000本あると聞いたのですが、本当ですか?

 

福徳「はい」

 

――その8000本というのは、FUJIWARAの原西さんがよく言っている「ギャグが2兆個ある」というボケではないですよね(笑)。

 

後藤「ちょっとだけ違います(笑)。実際に8000個、数えたわけではないですけど、単純計算であるでしょうということです」

 

福徳「それこそ作るときには1カ月で150個作りますから、年間では何個あるんでは、みたいなことです」

 

――お2人は先輩芸人から「ロボットみたい」とか、人となりが見えないと言われてますが、お互いはどう見てるんですか?

 

福徳「普通の人です。本来、僕らは、ひとりひとりだと芸人になる人ではなかったんです。ただ、2人が高校で仲良くなったから芸人になったんですよ。個々の人間としては2人とも芸人系ではないです。完全に普通の人間です。

 

 普通の人間が芸人の世界に入ってしまったばっかりに、『味がない』『無機質』とか言われるんじゃないですか」

 

――でもロボットみたいというのは、普通ではないと思いますが。

 

福徳「芸人界でみると、やっぱりロボットに見えると思います。でも、一般社会だと山ほどいる人間だと思いますよ」

 

――芸人の世界が異常で、その世界に普通の人間が入ってきたから逆に浮いてるということですか?(笑)

 

福徳「そうですね」

 

後藤「ケンドーコバヤシさんとご飯食べてるときに、『この器の方が後藤より人間味があるわ』って言われました(笑)。高校で初めてできた彼女に4カ月でフラれたんですが、そのとき彼女から『喜怒哀楽がないんちゃう?』って言われたんです。昔から同じですね(笑)」

 

――いや、一般の世界でも言われてるじゃないですか! では、 後藤さんから見た福徳さんはどんな人ですか?

 

後藤「福徳もロボットとか言われますが、普通に人間味ありますけどね。照れ屋やし元気っこって感じですね。高校から『人間味ないな』とか思ったことはないですね(笑)」

 

福徳「芸人さんたちが濃すぎるんですよ。だからうらやましいです。お酒も飲まないので、酔っ払うこともないんです。酔っ払うことによって、みんなもう一個の面を見せるし、僕らはもう一個の面を見せてないから、余計ロボット感が出ますよね」

 

――今日のお2人は人間味があると思いますよ(笑)。

 

※ジャルジャルのオール新作コントライブのDVD『JARU JARU TOWER 2018』が発売中

 

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