エンタメ・アイドル
品川庄司「いまこそ初心に返るぜ」25年のキャリアでネタ勝負
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.03.22 20:00 最終更新日:2019.03.22 20:00
世間的なイメージでは「好感度低い芸人」の品川祐(46)と、「ミキティー!」と嫁の名前を叫ぶマッチョ芸人の庄司智春(43)のコンビ・品川庄司。
結成25周年をむかえ、本職である漫才で初の全国ツアーを行うと聞き、2人と旧知の仲だという元芸人のインタビューマン山下が、心境を直撃した。
――25年目にして初の漫才の全国ツアーですが、なぜやろうと思ったのですか?
品川 きっかけは『にちようチャップリン』(テレビ東京の若手が出演するネタ番組)です。この番組のファンなんですよ。ネタを競い合うんですけど、バラエティ番組としても、めちゃくちゃ面白いんです。
負けたときは悔しいんですけど、ちゃんと笑いにしないといけないとか、内村光良さんの優しさとか、ネタの間の出演者とのからみとか、すべて含めてとても面白い。
それで、若手に交じって『にちようチャップリン』でネタをやりたいなと思ったときに、昔のネタをルミネtheよしもと(吉本の劇場)でやってブラッシュアップするより、新ネタを作って漫才の全国ツアーで仕上げて番組に出た方が、より楽しめるんじゃないかなと思いました。
――番組での対戦相手は相当な若手だし、ネタをコメントする側のアンガールズ田中さんは後輩じゃないですか。やりづらくないですか?
庄司 僕らは全然ないです。コメントする側の人は不思議そうな感じで座って見てるなと思いますが。僕らがステージに出て行ったときに、なんか微笑ましい感じでニヤニヤして見てましたね(笑)。
品川 そこも自分の中で楽しんでいます。46歳と43歳の芸人が、若手ばかりの場に、本気で挑んでるところを内村さんも楽しんでくれてるなっていうのがあるんで。
――じゃあ違和感なくネタをやれてるって感じなんですね。
品川 お客さんは一周回って僕らがネタをやってるのを知らなかったりするんですよ。そこに僕らが突然25年のキャリアを持って現れて、ネタをやるからお客さんは驚いてますね(笑)。
庄司 芸歴10年目ぐらいまではけっこうネタ番組に出させてもらったりしてたんですけど、『にちようチャップリン』の舞台に立ってると、感覚的にその頃にタイムスリップした感じがありますね。
それがなんか気持ちよかったりしますし、みんな受け入れてくれてるから、ありがたいなと思います。
――初心に返って、ということですね。
品川 はい。真剣に挑んでます。いつだって真剣です。
庄司 「漫才は熱いよ」ってところはあります。
――そういう思いから、新ネタを作ろうとなったんですね。
品川 『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)や『キングオブコント』(TBS系)を見終わった後に、後輩芸人と飲みに行って「あそこ、こうだったね」みたいな話になるんですよ。
そのときに自分が新ネタをやってないと、だんだん「なに俺は偉そうに現役のファイナリストにしゃべってるんだろう」って思うようになったんです。
でも、偉そうにはしたいんですよ(笑)。偉そうにするには頑張るしかないんですよ。
庄司 偉そうにしたいために頑張ってんの? なんだよ、その逆算。その逆算は意味わかんないよ(笑)。
品川 偉そうにするには汗をかくしかないんですよ。
――どんだけ、偉そうにしたいんですか!(笑)
※「品川庄司漫才初全国ツアー」は4月14日の名古屋公演を皮切りに、札幌、福岡、熊本、岡山、広島、福島、仙台、大阪、東京と全国10カ所で公演予定