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「思い出が少ない…」森昌子、引退で自分探しがスタート
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.03.28 17:42 最終更新日:2019.03.28 17:42
3月28日、森昌子の引退会見が行われた。
その3日前の25日に突如ブログで引退宣言していただけに、会場には多くのマスコミが集まった。
会場に登場した森は、「2度目の引退なので、このような引退会見というのは非常にお恥ずかしいのですが、3度目はございませんので」と早々に報道陣を笑わせた。
森は1972年に『せんせい』でデビューし、1986年に森進一と結婚し、芸能界を引退している。だが、2005年に離婚して再デビュー。
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引退理由について聞かれると、「昨年の10月に還暦を迎えて、これから残された人生はあとどれぐらいなのかなと、真剣に考えるようになったんです。
私は幼少期から今まで、本当に自分のために使った時間が少なくて、悲しいことに思い出もそんなに多くありません。ですから、芸能活動以外に時間をかけて、これからの自分の人生を大いに楽しんでいけるよう、大変勝手でわがままとわかっているんですが、そのように決断をいたしました」
森はもう1つ、年齢以外にも引退を決意した理由があったと話す。
「実は、昨年夏に、デビュー当時から大変お世話になっていた方がお亡くなりになりまして。もう本当に娘のように可愛がってくださって。私が休んでいたときも、子供が産まれたときも『おめでとう』ってお祝いに来てくださったり、常に私を支えてくださった方だったんです。その方の死というのは、しばらく受け止めることができませんでしたね」
とはいえ、すんなり引退というわけにもいかなかったらしく、スタッフから休養をすすめられるなど、ずいぶん引き止められたという。
「でも、これは性格なんですね。どうしても一つのことを終えてからでないと前へ進めない。おいしい交渉? されましたよ~~! でも、無理ですよ」ときっぱり。
家族の反応について聞かれると、「母はやっぱりなんでもお見通しなので、『昌子よく40年間頑張ってくれたね、ありがとう』と言ってくれました。子供たちも『母さんお疲れ様でした』という返事が」と話した。
「時代にもファンの皆様にも恵まれた歌手人生だったと思います。コンサートでファンの方が色紙に『やめないで』と持ってらして。ごめんなさい、本当に私のわがままで申し訳ないです。でも本当に、自分のやりたいことをやれたことに感謝しています」
最後は晴れやかな顔で語った森。現在おこなっている還暦コンサートは12月まで続く。ファンの間では38年ぶりの紅白歌合戦出場が期待されているが、森は「う~ん、ないと思います!」と笑っていた。
年内で引退し、ようやく自分のための人生が始まる。60歳にして迎える、最高の自分探しだ。