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好調『ポツンと一軒家』意外な未捜索地を調べてみた
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.05.07 17:42 最終更新日:2019.05.07 17:42
5月5日に放送された『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)の視聴率が関東地区で17.7%だった。この数字は同番組史上最高視聴率だ。
長年、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の独走状態だった「日曜8時台」の時間帯だが、『イッテQ』は4.2ポイント下の13.5%にとどまり、『ポツンと一軒家』の完全勝利の格好。また、『ポツンと一軒家』は23回連続で2桁視聴率となった。
『ポツンと一軒家』は、日本各地の人里離れた場所に存在する一軒家を紹介する番組。スタッフが一軒家の捜索に苦戦する姿や、地元住民との温かいふれあいなどを視聴者目線で楽しめるのがウリだ。
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「ポツンとある」家を探すため、ロケの舞台は必然的に山奥になることが多い。山特有の狭い道やケモノ道なども頻繁に登場してくる。5月5日の放送でも山口県と和歌山県の山奥を捜索した。
これまで番組で登場した一軒家の捜索地は、32都道府県(Smart FLASH調べ)。47都道府県の約7割を制覇してきたわけだが、意外な「未捜索地」も多い。
まず、ひとつめは高知県だ。四国4県で唯一、番組に登場していない。だが、この高知県は林野庁が発表している地域における森林面積の割合「森林率」(平成29年3月31日現在)において、全国1位の84%となっている。
大きな要因として考えられるのは、高知県にテレビ朝日系のネット局がなく、番組が放送されていないことだ。同様に放送のない富山県、佐賀県も番組に登場していない。
比較的、面積の広い北関東3県では、茨城県が登場していない。関東地方では、東京都が登場しているにもかかわらず、西部に広大な山林地帯を持つ神奈川県も未捜索となっている。
このほか、先述の富山県を含めた石川県、福井県の北陸3県をはじめ、秋田県、愛知県、滋賀県、兵庫県、大阪府、福岡県、大分県、沖縄県が未捜索となっている。
まだ多くの未捜索地が残っているため、『ポツンと一軒家』に当分ネタ切れの心配はないだろう。また、あるテレビ誌記者は、さらなる視聴率アップにこんな「起爆剤」を指摘する。
「番組のレギュラー放送が始まったのは、昨年の10月です。つまりこの半年間、積雪地帯が多くあったということです。レギュラー放送になってから最も登場したのは、宮崎県であることからもわかるように、これまでは西日本が主体です。
北海道や青森県などはたまに登場していますが、番組のプロデューサーも『冬場は雪で危ないので行けてない』とインタビューで答えています。夏場に、土地が広大なこれらの地域を捜索できれば、もっと番組は盛り上がるでしょう」
テレビ離れが叫ばれるなか、唯一好調なこの番組。今後も「高みの見物」といくか。