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ガレッジセール・ゴリ、監督作品を鶴瓶に褒められて舞い上がる
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.05.08 11:00 最終更新日:2019.05.08 11:00
ガレッジセールのゴリこと照屋年之監督の映画『洗骨』が大ヒットした。今年1月18日に沖縄で先行公開され、アカデミー賞作品の『ボヘミアン・ラプソディー』を抑え、沖縄県内で6週連続、週末観客動員1位を記録。全国公開も4館から2カ月で104館に拡大し、まさに『カメラを止めるな!』のような現象が起こった。
ゴリとは旧知の仲だという元芸人インタビューマン山下が、ヒットの要因や作品への思いを直撃した。
ーー大ヒットおめでとうございます!
ありがとうございます。沖縄の映画館で朝から晩まで満席という噂は聞いていました。その後に全国公開だったんですが、全国的にはどういう反応なのかなと思っていたら、ツイッターでいろんな方からお褒めの言葉をいただきました。
鶴瓶師匠からも直接お電話をいただきまして、「おもろいわゴリ、めっちゃええわ」って褒めていただきました。東野幸治さんもメールしてきてくれました。後輩の映画をわざわざ映画館まで行って、時間を割いて見てくれたことが嬉しかったです。
ーーさっき、ペナルティのヒデさんも面白いと言ってましたし、宮迫博之さんも面白いと言ってました。
宮迫さんからは映画宣伝用のコメントもいただきました。あと僕が映画を撮るきっかけになった紀里谷和明監督からもコメントをいただいて嬉しかったです。
ーー紀里谷監督がゴリさんが映画監督になったきっかけなんですか?
はい。僕が紀里谷監督の『GOEMON』という作品に出演させてもらったとき、僕に短編映画の話が来てたんです。
それで紀里谷監督に「映画なんて簡単に撮れるもんじゃないし実力もないし、断ろうと思ってるんです」ってポロっと言ったんです。
そうしたら「バカじゃないか君! アメリカではね、目の前にチャンスが来て取らない人間なんていないんだよ。撮ってから実力をつければいいだろう。誰の前にでもチャンスが来るわけではない。チャンスが来ただけでも恵まれていると思わないと」って言われて。じゃあ恥かいてもいいから、やってみようかと思って始めたのがきっかけです。
ーー10年前撮った初めての長編映画『南の島のフリムン』(2009年公開)はお客さんがガラガラだったとご自身がおっしゃってました。10年前と何が変わったからヒットにつながったと思いますか?
前回は僕が主演だったんですけど、今回は奥田瑛二さんに変わったことも大きいと思いますよ。俺がダメだったのかなって(笑)。
10年前の映画は、ただ面白いコメディならいいやって感じだったんです。今回は、お笑いももちろんふんだんに入ってるんですが、親子の確執や大事な人が死んでいく悲しい別れだとか、新しい生命が生まれる喜びとか、誰もが味わうものが入っているんです。おそらく、共感という部分を入れられたのが、喜んでもらえた要因だと思います。
あ、もちろん、『南の島のフリムン』も、ストレス発散の映画なので、今回『洗骨』を見た方に見返していただければ好きになってもらえると思います(笑)。
※『ガレッジセール単独コントライブ2019~休肝日が作れない2人~」は6月17日、ルミネtheよしもとにて19:30開演