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霜降り明星せいや、高校でのいじめを文化祭で跳ね返す
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.05.31 16:00 最終更新日:2019.05.31 16:00
霜降り明星のせいやが、5月28日放送の『にけつッ』(読売テレビ)に出演し、高校入学当初のいじめ体験について語った。
番組でせいやは「中学までイケイケだった。サッカー部で生徒会長」と振り返る。サッカー部ではプレーがうまいわけではなく、モノマネなどで周囲を笑わせるなど、せいやを中心に自然と人が集まるような人気者だったという。
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「高校でも早く人気者になりたかった」というせいや。入学式当日に意気込み、「(教室で)ある集団がゴミ箱にシュートしていてゴミがパーンと跳ね上がった。ここだと思って立ち上がり『リバウンドー! 取りに行け!』って(ボケで)言った」が、思い切りスベってしまい、「すごい空気になった」という。
人気者であった中学時代であればウケていたものの、人間関係を新たに築く必要のあった高校では通用せず。周囲から「なんやあのチビ」となってしまったらしい。
「次の日、『今日こそ人気者になろう』と思ったら、もう机が(ひっくり返って)逆になっている。(いじめだけど)僕は明るいから、『さあ勉強しようかな……逆やないか!』って突っ込んだ。でも、それもスベった」
その直後にはせいやに南京錠が投げつけられたという。「一瞬で『俺は家ちゃうねん』」と突っ込んだせいやだったが、これも不発。次第にせいやの体にある変化があったらしく、「毎日ギャグしても全然響かない。ストレスでだんだん髪の毛が抜けてハゲた」と振り返る。
せいやによると、頭頂部のハゲた面積は徐々に大きくなり、『ドラゴンボールZ』に登場するフリーザーのようになってしまい、「廊下から『フリーザ! フリーザ!』って大合唱された」という。それでも必死に「殺しますよ」とモノマネしてボケてみたが、まったくダメだったという。
そんなせいやに転機が訪れたのは、文化祭のシーズンだった。
「いじめの一環で『お前が劇を全部書いてこい!』と。でも、中学からお笑いのネタを書いていたので、『ここがチャンスだ!』と思って、1日死ぬ気でコントを書いた」
桃太郎をベースとしたコントを制作し、必死にプレゼンしたところ、初めてクラスが湧いた。それを見た、いじめていた生徒が台本を破ろうとしたところ、せいやは初めて「これをやらせてくれ」と死守。
総合演出や主演を務めたせいやのコントは大盛り上がりで、学校中の出し物で優勝を果たす。せいやは「壇上で『僕ハゲましたけど、文化祭でいじめ跳ね返しました』と言ったら、ブワァァーっと学校中が拍手で湧いた」と明かしていた。
いじめを自らの努力と才能で見事に克服したせいや。このとき培った精神力は、芸人となったいまでも彼を助けてくれていることだろう。