後輩から慕われる「ウド鈴木」打ち上げで「お車代」1万円を

　お笑いコンビの流れ星が、5月28日放送の『ジンギス談！』（HBC北海道放送）に出演した。

　番組で瀧上伸一郎は、事務所の先輩であるウド鈴木について、「むちゃくちゃ優しい。本当にテレビで見るあのまま」と発言する。

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　ウドから呼び捨てにされている流れ星の2人だが、あるとき「お前らは直属の後輩だから呼び捨てにしてるんだよ」と言われたらしい。瀧上によると、ウドは流れ星以外の事務所の後輩芸人に対して、必ず「くん」付けで呼ぶという。

　この話を聞いた司会のタカアンドトシのトシも、「俺らも『タカさん』『トシさん』だもん。（共演すると）毎回『よろしくお願いします』って楽屋に来るんだよ？　『ちょっとやめてくださいよ、ウドさん』ってなる」と明かす。

　続いて、ウドについて「逆に優しすぎる」と表現するちゅうえいはこんなエピソードを語る。

「事務所の若手ライブにMCで来てくれたときは、毎回40人くらいを連れて打ち上げに行く。もちろんウドさんが全部出してくれる。それもすごいんですけど、ウドさんはそのあと一人一人に『お車代』で1万円をくれる」

　さらにはこんなパターンも。ちゅうえいが続ける。　

「まぁこっていう後輩がいて『私はこれからすぐ近くのジムに行くので』と（断った）。それでもウドさんが『せめて送って行くよ』とタクシーを捕まえて送っていった。ジムに着いて終わりなのに、最後にまた『はい、お車代』って。もうなんのための『お車代』かわからない（笑）」

　そんなウドの優しさは、同じ事務所の後輩芸人だけにとどまらない。吉本の芸人がウドの後輩のライブにゲスト出演した際、こんな出来事があったという。コマンダンテ・安田邦祐が、2017年9月27日公開の「よしログ」でこう明かす。

「次の舞台があったので出ようとしたら、劇場のスタッフさんから『これを預かっているので』と、ポチ袋（祝儀袋）を渡されて、＜キャイ～ン＞って書いてあった。その人が言うには『ウドさんがここに来て「コマンダンテに」って置いて立ち去りました』と。

　僕らは本当に1回もお会いしたことがない。よくよく聞いたら（ウドは）ふらっと劇場に現れては、飯が食えてなさそうな芸人を見つけると、パッと（カンパを）置いて去って行くみたい」

　若手芸人たちにとって、ウドは救いの神に違いない。