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キューティー鈴木、デビューから引退後まで今すべてを語る

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.06.09 16:00 最終更新日:2019.11.06 10:18

悪態をつく若者に、昔の自分が顔を出し…

「たとえばクイズ番組に出させていただいても、最初はなにがなんだかわかっていないですし、わたしはプロレスラーとして出演していて、いわゆる『芸能人』ではないので、共演者に友達もいません。だから、居心地は悪かったですね。

 

 そのときのアウェー感というか、『いけないところに来ちゃった』という感覚が、いまだに抜けません。『向いてないんだろうなきっと、こういう仕事は』とは思っていました」

 

 芸能の仕事には気苦労も多かったが、ときめきもあった。ある撮影で、「運命の出会い」をする。

 

「江口洋介さんが、とにかくカッコよくて(笑)! まだロン毛でいらしたころ、『真夏の少年』という映画で共演させていただきました。撮影が終わった頃には、すごいスターになっていて。

 

 撮影はわずかな期間だったんですけど、最初は泊まる旅館ですれ違ったんです。わたし江口さんを知らずに、『あの人カッコいい……』と思って、振り向いてついていっちゃった(笑)。それぐらい素敵だったんです。

 

 じつは、あまりお話はしていないんです。でも、たまたま子役のコが現場にいて、子役がいるからなんとなく3人で話してるような雰囲気でした。あのコがいなかったら絶対『しーん』だったはず(笑)。でも江口さんはすごく優しくて、紳士でした」

 

 29歳のとき、13年続けたレスラー生活に幕をおろした。35歳で結婚し、現在は12歳と7歳になる2人の息子の子育てに奮闘している。

 

「上のお兄ちゃんは、『いまのママがいい、だって昔の写真の人は、ママじゃないでしょ?』って。『いやいやいや、ママですよ』って思うんですけどね(笑)。

 

 一方で下の子は、『前のほうがいい』って言う。『なんで?』って聞いたら、『痩せてるから』って言って。『憎たらしいなコイツは』と思います(笑)。

 

 どちらもサッカーをすごく頑張っていて、選手の父母がお手伝いをするチームなので、大変です。でも、息子たちの試合を手伝いに行くのが、いまはすごく楽しみになっています」

 

 もう、アイドルレスラー時代のキューティーは、いないのだろうか……。

 

「引退してからずいぶん経ちますけど、じつはいまだに口が悪いです。自転車に乗ってても、女子高生とかに『邪魔だよババア』とか言われると、いちいち止まります。『いま、なんて言った?』って。それを、夫に言ったら『子供がいないときにしてね』って(笑)。

 

 それから以前、息子を怒って家から引きずりだそうとしたら、机ごと引きずり出してしまって。『わたしヤバいかも……。まだ、それだけの体力があるんだ』と思いました。こうやって、ところどころは昔のわたしが出るんでしょうね(笑)」

 


きゅーてぃーすずき
1969年10月22日生まれ 埼玉県出身 1986年にデビューし、小柄ながらも大怪我しない肉体が自慢だった。「元祖アイドルレスラー」として今なお語り継がれる、女子プロレス界のレジェンド

 

※キューティーが芸能活動や現役時代の赤裸々な思いを語った『スナック 胸キュン1000% ママこの人つれて来た!』(BS12 トゥエルビ)の第12話は、6月14日の26時から放送予定

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