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具志堅用高、高校で下宿代をタダにするためボクシング始めた
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.08.06 20:00 最終更新日:2019.08.06 20:00
具志堅用高が、8月4日放送の『桂文珍の演芸図鑑』(NHK総合)で、意外なボクシングとの出会いを語った。
沖縄県の石垣島生まれで、子供の頃は、テレビはNHKしか映らず、ボクシングは見たことがなかったという。その頃はやんちゃで、「野球とか缶蹴りをして、人の上に立つのが好きだった」と、仲間たちをまとめていたと明かした。
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高校受験で答案に名前を書くのを忘れ、不合格になったが、「これは僕の運命」と振り返る。
仕方なく住んでいた石垣島から沖縄本島に渡り、私立の興南高校に入学。だが当時、沖縄は返還前で、通貨はドルということもあり、学費が高かった。さらに下宿代もかかったが、それをタダにするという条件でボクシング部に入ったという。
練習は大変だったが、「ボクシングを始めてから学校は1度も休まなかった。休むとボクシングができないと思って」と下宿代のためにも練習に励み、上達していったという。
具志堅は「100年に1人の天才」とも呼ばれ、「世界王座防衛13度」という日本人男子世界王者の最多記録を残している。
引退後の心境を、ウェブ「ORICON NEWS」に「いざボクシングを辞めたら自分の中に何もなくてさ。だから、ふさぎこんじゃってね~。4、5年は暗かったような気がする」と語っている。
だが、片岡鶴太郎が「ちょっちゅね~」とものまねを披露したことから、ボクシングファン以外にも具志堅の名前が知られうように。
その後、鶴太郎の番組に呼ばれるようになり、「無理にでも明るくしていこう!」と決めてから、気持ちが楽になったという。
国際ボクシング名誉の殿堂オールドタイマー部門に選出されている具志堅。レジェンドでありながら、明るい性格で誰からも愛されている。