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オダギリジョー、樹木希林さんと共演して「半分ぐらい白髪に」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.10.13 11:00 最終更新日:2019.10.13 14:43
オダギリジョーが、10月10日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)で母との関係を語った。
岡山県に生まれたオダギリは、幼い頃に両親が離婚し、母子家庭で育ったため、「父は顔も見たことないに近い」という。
母が仕事している間、映画館に預けられており、「『ドラえもん』は喜んで見てましたけど、洋画の字幕映画のときは映画館の中を走り回っていた」と振り返った。
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だが、映画を見ている間にのめり込み、映画監督を夢見るように。進路を決める際に、国立大学に受かっていたが、「入学金を払いに門の前まで行ったけど、母親に『このお金を留学に使わせてくれ』って家に引き返しました」と告白。
母も「やりたいことをやった方がいい」と応援してくれ、アメリカのカリフォルニア州立大学に留学。だが、「drama」と書かれたコースを選ぶと、目指している監督ではなく、俳優のコースだったという。
英語が完璧にわかっているわけではなかったオダギリは、アートの課題で、ほかの生徒と全然違う作品を作ってしまった。だが、先生はそれを絶賛してくれて、「アメリカのアートの懐の深さを感じて、『アートは自由であるべき、決められたものは何もない』という感覚を持てた」と大きな学びとなったという。
その後、帰国して、俳優として大成。今年は、ついに映画『ある船頭の話』で長編映画監督デビューを果たした。同作はヴェネツィア国際映画祭でも上映され、母も喜んでくれたという。
オダギリがもう一人、母のように慕ったのが、2007年に主演した映画『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』で、母親役を演じた樹木希林さん。樹木さんは、あまり人に何かを教えることなどしないが、「あの作品を見たほうがいい」など多くのアドバイスをくれたという。
同作の撮影では樹木さんと監督が母親像について揉め、オダギリが仲介役を担った。「2人の愚痴を聞いて、あのとき一気に白髪が増えましたね。半分ぐらい白髪になったと思います。希林さんと監督のせいですね」と明かす。だが、オダギリは「息子のようにかわいがっていただいた」と樹木さんに感謝。現在も髪は黒く染めているという。
現在、ドラマ『時効警察はじめました』(同局系)に主演しているオダギリ。2007年放送の『帰ってきた時効警察』の8話では自ら脚本・演出を担当したが、今シリーズでも実現するのか期待したい。