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はあちゅう&しみけん「家族会議」性欲の量はお互い違うから…
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.11.21 11:00 最終更新日:2019.11.21 11:00
2018年7月に事実婚を発表し、2019年9月に長男が誕生した、はあちゅうとしみけん。活躍する業界もファン層も違う異色夫婦が、「これ、どうする?」「あれ、どう思ってる?」赤裸々に語り合う本誌連載「家族会議 議事録」の第14回。今回は、夫婦の性欲を考えます。
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はあちゅう「夫婦のセックスレス問題について。『パートナーとセックスレスだけど、性欲を解消したい場合、風俗はOKなのか』って話。
私の場合、『私にバレなければOK』という感じかな。行ってもいいけど、秘密はお墓まで持っていって。私は知りたくないから。それくらいのデリカシーは求めたいよ」
しみけん「逆に女性の風俗は?」
はあちゅう「私に今そういう気持ちがないから、わかんないなあ……。もし私が『ちょっと風俗行ってくる』ってけんちゃんに言ったら、どうする?」
しみけん「お店に電話して、『妻に優しくしてやってください』って言うか、盛り上げてくれる友人のAV男優を派遣する」
はあちゅう「え、けんちゃんの友達……」
しみけん「(笑)。下手につながりのない相手のほうがいいのかな。完全な第三者にお金を払ったほうが、感情的にスパッと割り切れるかも」
はあちゅう「どうなんだろう……。でもそれ以前に、私が風俗に行ったなんて報告、聞きたくないでしょ?」
しみけん「真面目な話、報告されちゃったら、僕は自分を責めると思う。はあちゅうが『風俗に行きたい』と思ってしまうくらい性欲を溜めさせてしまった、僕の責任」
はあちゅう「私は、どちらかに性欲が溜まることについては、パートナーには責任ないと思うんだよね」
しみけん「どういうこと?」
はあちゅう「性欲のレベルが違うから。私、けんちゃんとつき合いたてのころ、けんちゃんの性欲があまりにも旺盛だったから、『こんなに求められるくらいなら、正直外でやってもらったほうがいいな』って思ったよ」
しみけん「確かに、体がもたないって言ってたよね、当時」
はあちゅう「『この人は本当に、男優という仕事が天職なんだな』って。一緒にハワイへ行ったときも、ホテルで誘われてたじゃない?
でも、食事の予約の時間が迫ってたから、『嫌だ』って断わって、しないままレストランに連れてったら……」
しみけん「飯食わなかったもんね、僕(笑)」
はあちゅう「食欲より性欲なんだね。私は逆。『こいつ、やばいな』って思った」
しみけん「下半身に支配されてますから」
はあちゅう「だから、旺盛すぎる性欲を、私のせいにされても困るのよ(笑)。あと、『本当に好きな人には、自分の性癖を出せない』って人もいるんだよ、男でも女でも」
しみけん「『自分を晒せない』と」
はあちゅう「私は、性的に変わったことをしたいとは思わないんだけど、けんちゃんは昔、特殊性癖があったじゃない。つき合いたてのころ、そういうことを求められたときも、『私は嫌だから、ほかでやってよ』って思った」
しみけん「鼻フックで街歩いてってお願いしたら、泣かれた(笑)」
はあちゅう「ドン引きだよ……。あと、『うんち見せて』って言われたことある。私の感覚では理解不能で、『それを見せちゃったら、私一生あなたとできなくなるから』って拒否した。そこで、『別れよう』という発想にならなかったのは、自分でも不思議だけど(笑)」
しみけん「手垢のついた表現だけど、恋と愛の違いだよ。恋は相手の長所だけを好きだけど、愛は短所も好き。はあちゅうは、一般的には短所の部分さえも愛してくれたから、いま一緒にいる」
はあちゅう「まったく愛してないけどね。というか、そもそも最初は、けんちゃんを『人間』という枠組みに入れてなかった」
しみけん「動物?」
はあちゅう「サル。これもつき合いたてのころのことだけど、鼻くそを私の腕につけてきて、なにこれって聞いたら、『これ、好きな人にしかしないの』って言われて。『新種の生き物だ……』と思ったよ」
しみけん「そんなこと言ったっけ?」
はあちゅう「理解不能だよ。でも、好奇心が勝ったんだよね。『もしこの人を飼いならせたら、私、もう誰とでもやっていける』って。あと、両親から受け継いだ関西人の気質で『ネタになる』って思ってしまって」
しみけん「僕、よく『いい男やいい女の見分け方を教えてください』って相談を受けるんだけど、相談者を叱るんだよ。『最初から完成されたものを探そうとするからダメなんだ。ダメな相手を、自分の力で変えていくのも、愛の育み方だぞ』って」
はあちゅう「(笑)。それに、『私がまだ発見してない、けんちゃんの長所がきっとあるから、見てみたい』って思った。人間って100%はわかんないものだし、結婚した今でも、まだわかんないことがある。
しかも、お互い変わり続けていて、日々別人になってる。つまり、日々関係性が変わる。だからこそ、夫婦関係を維持するのは難しいんだよね」
しみけん「その一方で、『相手の新しい面を見つけよう』って気持ちがあれば、常に新鮮な気持ちで接することができるんじゃない? 性行為の云々はおいといても、人としての興味は尽きないわけだから」
はあちゅう「子供が生まれて、いままで見たことのない “父親としてのけんちゃん” を見られたからね。意外と子供をあやすの得意だよね」
しみけん「僕、子供の目を見て、なんで泣いてるのか、どうしたいのかがわかるんだよ。エッチとすごく似てる。相手の表情で、何を求めてるかを探るでしょ。『この刺激は強すぎる、これは気持ちいい、ああしてほしいな』とか。
コミュニケーションという意味では、赤ちゃん相手でも一緒。だから僕の中で、イクメンに関しての格言が生まれた」
はあちゅう「なに?」
しみけん「『子育て上手は、床上手』!」
はあちゅう
1986年、神奈川県生まれ 慶應大学在学中より、ブロガー活動を開始。会社員経験を経て、2014年、フリーに。ブログ「旦那観察日記」で、夫婦生活を鋭意発信中
しみけん
1979年、千葉県生まれ 1998年にAVデビューし、出演本数は約1万本の現役AV男優。最新刊『しみけん式「超」SEXメソッド』(笠倉出版社)が発売中
取材&構成・稲田豊史
(週刊FLASH 2019年12月3日号)