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有田哲平、プロレスの名言を語りつくす「長州力といえば…」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.11.24 11:00 最終更新日:2019.11.24 11:00
芸能界屈指のプロレス通として知られる、くりぃむしちゅー・有田哲平(48)。その有田が、ランダムに渡された1冊の「週刊プロレス」を手にプロレス愛を語りつくすAmazon Prime Videoの配信番組、『有田と週刊プロレスと』(有プロ)が、話題を呼んでいる。
同番組でプロレスにハマり、ゲスト出演を熱望しながらも、スケジュールの都合でかなわなかったというファーストサマーウイカ(29)と、有田の「夢の対談」が、ここに実現した!
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ウイカ(以下、ウ)「私は、ビリーアイドルっていうグループをやっているんですけど、有プロで、有田さんがプロレスラーの方のモノマネされてるのを拝見するうちに、私もライブのMCでモノマネやりたくなってきちゃったんですよ」
有田(以下、有)「なんかやったの?」
ウ「(佐々木)健介さんの『◯◯するだけ!』っていうのを、やったんですよ!(佐々木選手のモノマネで)『次のシングルは順位が落ちるかもしれない。私たちから離れていくファンの人たちもいるかもしれない。でも私たちは、歌うだけ!』っていうのを、ツアーファイナルのスピーチでやったんですけど……誰も知らないから全然ウケない(笑)」
有「ちゃんとした言葉だからね、それは(笑)。確かに健介さんが言ってたフレーズだけど」
ウ「私も名言残したいなって思いました。レスラーの方みたいに、人が語り継ぎたくなるような名言が残せたらいいなって」
有「今はね、マイクで誰かが何か言うとかあるじゃない。ウイカちゃんの好きな内藤(哲也)選手だったら、決めの『ハ・ポン!』とかあるでしょ。
昔はそんなのないから、誰かがマイクを握ったっていうだけで、たとえば長州力さんがマイクを握っただけで、すっごいレアなわけ。おおー、声が聞ける! あんな高い声だったんだ、っていうのに、まず驚くのよ」
ウ「アハハハ!」
有「それで喋ってることを聞くんだけど、ご存知のように、なんにもわかんないのよ(笑)。(長州選手のモノマネで)『藤波! おまえが△□**+#。今度は俺がお前のアレだ』とかなんとか言ってて、何回も巻き戻して全部聞いたんですよ。
でも、『今度は俺がお前のお前のお前の前だ』しかわかんない(笑)。どういう意味かぜんぜんわかんない。まあ、声が聞けるだけでもレアだったんだけど」
ウ「(笑いすぎて苦しそうに)ハアハア……」
有「今みたいに、インタビューとかもなかったからね。たとえば俺、高田(延彦)さんのモノマネもやってるでしょ。(高田のモノマネで)『えー……、今日はね』って。あれの元ネタは、昔、高田さんがスポーツ番組のキャスターやってたんですよ。『えー、今日のね、えー、プロ野球は、えー』って。そのときの高田さんをマネしてるのよ。
後になって『PRIDE』のリングであんなに喋ったりするようになるとは思わなかったけど、実際はあそこまで『えー』ってためない(笑)。俺の高田さんのモノマネは、基本的にスポーツキャスターの高田さんなのよ」
ウ「ちょっと、かしこまったほうの」
有「そうそう。長州力さんの『キレてないですよ』なんて、本来マネするようなとこじゃないですから(笑)。厳密には『キレちゃいないよ』ですし」
ウ「私、『タコ、コラ』好きです。長州さんと橋本(真也)さんのタコ、コラの応酬(笑)」
有「『タコ、コラ』も有名だけど、名言ってわけじゃないんだよ。ホントにね、長州さんは『俺はお前の噛ませ犬じゃない!』から始まって、他にたくさん名言があるのよ」
ウ「有田さんは、長州さんがプロレスにハマったキッカケなんですよね? 有プロでも長州さんを語ってるときは、やっぱり熱の入り方が若干違ったりしますもんね。
私、『有プロ』がDVD化するって知ったとき、最初は正直『アマプラ(Amazon Prime Video)でいつでも観られるからな~』って思ったんですけど、DVD限定の特典映像で長州さんの『噛ませ犬』発言について語るって知って、秒で『買いだな、これは』って(笑)」
有「アハハハ。僕も正直、この番組が始まるときに、スタッフさんに『いいのか? こんなコアなプロレスの話をしちゃって』って確認したんですよ。そしたら、『いいです』って言ってくれたんですね。
プロレスファンの方に『確かにそんなことあったな』って楽しんでもらえるように、一生懸命やってたんです。そしたら、ウイカちゃんみたいな『プロレスはあまり知らない』という方にこそ、意外と刺さってるみたいなんですよね」
ウ「めちゃめちゃ笑えますし、泣きながら笑うときもあるし、配信回によっては本気で感動して泣くときもあるんです。あと、失礼な話ですけど(ゲストに)チュートリアルの福田(充徳)さんをこんなに待ち望むことはないな~って」
有「ハッハッハ!(爆笑)」
ウ「正直ほかの番組では『福田さんだ』くらいなんですけど、有プロだと『(手を叩きながら)お、今回、福田さんじゃん! よっしゃ!』みたいな(笑)」
有「福田は “カリスマ聞き手” だもんね。たしかに、福田を望む声はすごいんですよ。
有プロの中でも言いましたけど、ある方に、新シーズンはやらないんですかと聞かれて『今度、実はファイナルシーズンが始まります。ここだけの話ですよ』って言ったら、オーってなって。
でも『1回目のゲストは福田です』って言ったら、えーっ! って、そっちのほうがリアクションがデカかったんですから」
ウ「アハハハ。みんな『やったー!』っていう」
有「僕はここ1カ月で、10回ぐらいプロレスを生で観に行ってるんですよ。女子プロレスを中心にね。
そういうとき、会場にいるファンを見て、このなかに『有田と週刊プロレスと』を観て会場に足を運んだという方が何人くらいいるのかな? って思ったりもします。ほんの少しでも、プロレスに恩返しができていればいいなとは思いますね」
ウ「少なくとも私は人生変えられましたから(笑)。今日着てる内藤さんのTシャツだって、ファンの方が『好きなんでしょ?』ってプレゼントしてくださったんです。有プロやプロレスを通じて、今まで交わることのなかった人とのつながりも広がりましたね」
有「へえ~、そうなんだ。安田顕さんなんかとも、俺はそれまで接点なかったんだけど、安田さんは有プロを全部2回ずつ観てくれててね。しかも、2回めに見たときは、時系列どおりに並べ替えて全部の回を観たんだって」
ウ「あ~、それやってなかったな~。それをやったら、ちゃんと年表が作れますね」
有「そうでしょ? 配信順と、それぞれのエピソードの時系列はバラバラだからさ。安田さん、『順番を変えて観たんで、より頭に入りましたんで!』とか言うわけよ(笑)。
だから、有プロを観てもらうと、そういう仲間意識みたいのもできますね。ウイカちゃんと対談するのも、有プロがなかったら実現してないでしょ」
ウ「ホント、そう思います。そういえば私、こないだ新宿LOFTでライブだったんで、会場に入る前、すぐ近くにあるゲーセンで麻雀ゲームやってたんですよ。
で、エレベーター乗ろうとしたときに、すっごいゴツい長髪のお兄ちゃんがいるな、棚橋選手みたいだなと思ったら、棚橋選手本人だったんです! うわー! と思って」
有「おお~。それで?」
ウ「話しかけたいけど無理だ、無理だと思って、棚橋選手の前をちょっと通り過ぎてから見てたんですよ。
そしたら、スタッフの方とエレベーターにスーッと乗ったとき、棚橋選手が(人差し指と親指を広げて顔の前に差し出す、棚橋選手の決めポーズを取りながら)こうやってエレベーターのボタン押してたんですよ!」
有「やめなさい、プロレス漫談は(笑)」
ウ「いやいや! 『あのポーズでボタン押してる!』と思って(笑)」
有「そんな上のほうにボタンないじゃんか! ダメです、作り話はダメです」
ウ「いや、ホントなんですって(笑)。しかも棚橋選手やさしくって、『開く』ボタンを押してあげてました」
有「その話は眉唾だけど、ウイカちゃんは才能ありますよ。この番組やれますよ。思い込みが激しいかどうかですから。この番組も」
ウ「ありがとうございます(笑)。プロレスを知って、趣味としてはもちろん、生きるうえでいろんな視野が広がりました。有田さんと対談もさせていただけましたしね!」
※『有田と週刊プロレスと』はAmazon Prime Videoにて配信中。シーズン1&2は、DVD-BOXが発売中