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M-1出場「すゑひろがりず」小鼓芸で「和装枠」はもらった!

エンタメ・アイドル 投稿日:2019.12.17 20:00FLASH編集部

M-1出場「すゑひろがりず」小鼓芸で「和装枠」はもらった!

すゑひろがりず(左から南條庄助/三島達矢) (C)M-1グランプリ事務局

 

 昨年、平成生まれ初の王者に輝いた霜降り明星が、テレビ出演本数で、今年のブレイクタレント1位(ニホンモニター調べ)に輝く大躍進。

 

 これまでも初代王者・中川家から始まり、アンタッチャブル、サンドウィッチマンなど数多くの人気芸人を世に出してきた、漫才日本一を決める『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)。

 

 SmartFLASHでは、今年もM-1グランプリ2019決勝に駒を進めたファイナリスト9組を直撃。12月22日(日)の決勝までの毎日、1組ずつ紹介していく。

 

 

 5組目は和装と小鼓がトレードマークの「すゑひろがりず」。このいで立ちで、漫才もコントも変幻自在に魅せる “雅” なコンビが、念願の決勝初進出。「どのコンビよりも雅に。雅さだけは誰にも負けないようにがんばります!」と意気込む。

 

 M-1決勝は当日に行われる敗者復活戦で勝ち上がった1組を加えた、10組での戦い。決勝のネタ順は一昨年から導入された「笑神籤(えみくじ)」によりその場で決定していくが、今年はこれまで番組序盤で発表されていた敗者復活組の発表はなし。「敗者復活」のくじが引かれて初めて勝ち上がる組が発表され、即スタジオに移動してネタ披露となる。

 

 例年以上に笑神籤の影響が大きい今大会だが、「笑神籤、いいですよね。縁起がいい!」との感想を語るボケ担当・三島達矢、ツッコミ担当・南條庄助に思いを聞いた。

 

――決勝進出おめでとうございます。今のお気持ちを聞かせてください。

 

南條 びっくりしました! 彼(三島)は前のコンビで準決勝への出場経験(2005年/結成5カ月で出場)があるんですが、すゑひろがりずとしては準決勝へも初出場でした。

 

三島 紆余曲折あっての今なので、うれしいですね!

 

南條 決勝進出者発表のときに名前を呼ばれたのが最後で、しかも初出場組が多かったので……ネタの手応えはあったものの「ないか」と思っていたところで呼ばれ、喜びの前に驚きが来ました。その後、喜びが爆発して泣いてしまったんですが(笑)。

 

三島 最初に発表を聞いたときは信じられないような感じやったんです。今になってみたら、人生で一番輝いている瞬間だったなと。死ぬ間際に孫たちに看取られながら幸せを噛みしめるのと同じくらいの出来事ですね、僕にとっては。

 

――このM-1でお2人のことを初めて見る方もいると思います。ご自身たちの強みはどこだと思いますか?

 

南條 まずはこの小鼓(ポンと鳴らす)。M-1の歴史を振り返ってもコレ持って出た人はいないでしょうし、他とは絶対にかぶらない唯一無二な芸風でしょうか。

 

三島 今やトリオでやっている感覚がありますね。小鼓が3人目の欠かせないメンバーです。南條、三島、小鼓。

 

南條 小鼓がないと不安なほど、僕たちにとっては最大の強みです。

 

――優勝賞金1000万円の使い道は考えてますか?

 

三島 衣装も小道具も、いいものに新調したいです。着物は大島紬のええやつにして。扇子もね、もっと金ピカの高価なやつにして、小鼓も……。

 

南條 小鼓は(小道具ではなく)大事なメンバーやろ?

 

三島 いや、メンバーやからこそ、馬の革とか張ってあるええやつに。

 

南條 それ1000万円で足りんやろ! 僕も優勝の暁には衣装に使いたいですけど。個人的な話、3年前に結婚したんですが、結婚式をできてないんです。嫁にはホンマ世話になっているので、優勝したら結婚式はしたいなと思っています。

 

――ファイナリストの中で意識しているコンビはいますか?

 

南條 ぺこぱさんですね。松陰寺さんは昨年まで着物を着てらっしゃって、その当時から「あ! 着物や!」と意識していました。今回スーツになられて、「着物脱いだんや」と思っていたら、すごくウケていて。だから今回は “和装枠” として、松陰寺さんが脱ぎ捨てた着物の分まで背負わせてもらっています。

 

三島 正直なところ、ほかのファイナリストよりも自分との戦いかなと思っています。ネタはどのコンビともかぶってないので、誰も意識していないし、全員がライバルでもあります。

 

――敗者復活で勝ち上がってきたら怖いのは?

 

南條 アインシュタインの稲ちゃん(稲田)が同期なんです。彼はテレビでも活躍しているので、決勝に上がってきたらテレビで知っているお客様はすごい盛り上がりになると思います。ネタも面白いですから、一気にまくられる可能性がありますし。

 

三島 稲ちゃんは大阪時代にルームシェアしていたこともあって、準決勝でも楽屋で「一緒に(決勝に)上がれたら」と話していたんです。僕が意識しているのは、囲碁将棋さんとマジカルラブリーさん。この2組とはずっと一緒に大宮(ラクーンよしもと劇場)の舞台に立っていて。いつもその2組の背中を見てやってきたわけですから、上がってこられたら大きな脅威を感じるでしょうね。

 

――ネタ順は今年も笑神籤で決まります。

 

三島 いいですよね。笑神籤という名前が最高じゃないですか! 

 

南條 やりにくいでしょ? という質問や!

 

三島 あの笑神籤に触れるだけでも縁起がいいと思うんですよ!

 

南條 そんなふうに捉えてる芸人おらんって! 敗者復活のインパクトも大きくなりそうですし、順番がわからないぶん、心の準備とか不安が大きいかなと思いますけど……。

 

三島 だって、笑神籤に選ばれた(順番な)んやで。エエやん!

 

南條 せ、せやな。なんかエエような気になってきました。

 

――お2人の「人生訓」を教えてください。

 

南條 「カバンを地面に置かない」。僕はずっと地べたにカバンを置くタイプだったんですが、ある人から「カバンを地べたにおいていたら運気が下がる」と言われて。そこからは電車に乗ったときにカバンは網棚に置くようになりました。カバンには小鼓も入ってますし、カバンごと大切にするようにしています。

 

三島 「下着は絶対ディズニー」。37歳にしてディズニーにどハマりしまして。完璧なエンターテインメントとして、こんなにも人を喜ばせてくれるところはないと思います。細部にまで神が宿っている気がしています。そのエンターテインメント魂を常に身に付けていたくて、下着は絶対ディズニーです。

 

※『M-1グランプリ2019』は今年も今田耕司・上戸彩を司会に、12月22日(日)18:34からテレビ朝日・ABCテレビ系で生放送

 

構成&文/松田優子

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