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M-1新チーフプロデューサーが明かす裏話「神格化されつつあるけど…」 

エンタメ・アイドル 投稿日:2019.12.21 20:00FLASH編集部

M-1新チーフプロデューサーが明かす裏話「神格化されつつあるけど…」 

(C)M-1グランプリ事務局

 

 2001年に始まり、4年間の中断を挟んで今年で15回目を迎えるM-1グランプリ。決勝は12月22日(日)に開催される。

 

 今年はこれまで番組冒頭でされてきた敗者復活の勝ち上がり組の発表を廃止。一昨年から導入された、ネタ順をその場で決める「笑御籤(えみくじ)」で「敗者復活」のくじが引かれた段階で、初めて勝ち上がり組を発表。即、スタジオに移動してネタを披露するという、より「ライブ感」のあるルール改正がなされた。

 

 

 お笑い賞レースとして確固たる地位を築きながら、変化をやめないM-1グランプリ。その先頭に立つのが、今年、新しくチーフプロデューサーに就いた田中和也氏だ。田中氏にM-1グランプリのブランディングや変化について話を聞いた。

 

ーーM-1グランプリは今年で15回目。お笑い界最大の賞レースともいえる、一大コンテンツとなりました。

 

 昔は「ひとつの番組」としてだけやっていればよかったのですが、今ではいろいろなものが紐づく、局をあげての大コンテンツになりました。そういう意味では大きくなったなという思いがありますね。

 

ーー田中さんは今年からチーフプロデューサーを務められています。これまではどうM-1に関わってきたのですか?

 

 2003~2006年までは前チーフプロデューサーである辻史彦のもとでディレクター、2007~2016年は総合演出、2017~2018年は演出監修という立場で携わってきました。

 

 しかし、今春に辻が他部署に異動し、制作の人間で途切れずにずっとM-1に携わっている人間が僕しかいなくなってしまったので、なんというか「M-1イズム」みたいなところは背負わなアカンかなと思って、チーフプロデューサーを引き受けました。

 

 演出・ディレクターは番組の内容だけをとことん考えるのが仕事。プロデューサーは営業的なことから芸人インタビュー記事の最終確認まで、いろいろなことを決定しなくてはいけない。プロデューサーの仕事って多いなと改めて感じています。

 

 ただ、番組の内容についても僕は言いたい方なので、何かと口を出してしまうんですけどね。

 

ーーセットや登場曲をはじめ、ブランディングとも言える作り込みが、これぞM-1!という空気を強く醸し出していると感じます。制作サイドから見て、M-1の “育ち方” は思ったとおりなのでしょうか?

 

「漫才師たちの憧れの場所でありたい」という思いはずっと根幹にあります。漫才師が1年に1度、むちゃくちゃかっこよく見える空間を作ろう、と。

 

 それで前任の辻は勢い余って、2005年に「回転しながらせり上がって登場」というセットを作った。さすがに勢い余りすぎました(笑)。(優勝した)ブラックマヨネーズも回ってましたから。

 

 あれはもはや伝説になっています。いまだにあの登場が一番かっこよかったと思っているので、いつの日かまたやりたいとは思っているのですが。

 

 登場曲は、初年度に音響スタッフが考えてくれて。同じ曲を使い続けたことで、漫才の登場と言えばあの曲、と言われるくらいピタっと合うようになっていきました。

 

 そういうふうにショーアップしていったことで、大会が大きくなるにつれて神格化されていった感はありますね。ただ、僕らは「芸人さんが一番輝ける場所を作ること」に今も重きを置いています。

 

 M-1はなにか一要素を足せば、大きく変化が起きると思っているので、毎年少しずつ新しいことに挑戦しています。2017年からはネタ順をその場で決める「笑御籤(えみくじ)」を導入し、ライブ感にこだわり始めました。

 

 見ている側もハラハラドキドキするという感覚を、より生み出したいという思いはずっとあったんです。ちょっと先に何が起きるか……という雰囲気にするにはどうしたらいいかを、ずっと考えていた気がします。

 

ーー芸人のことを考え、いわば「芸人ファースト」を打ち出したのもM-1の特徴な気がします。通常「芸人ファースト」か「番組制作(視聴者向け)ファースト」か、どちらかに向いてしまう傾向があるんですが、M-1はどちらかに偏ったり、中立を保ったりせずに、フレキシブルにどちらにも向いている気がします。

 

 そこは個人的に、すごく考えるタイプです。前任の辻は「芸人ファースト」が強かったんですが、そのもとでも自分は “半目” で見ようと思っていました。チーフプロデューサーになった今、うまくバランスが取れているのか怖くもありますし、辻ほどには芸人ファーストでいてあげられないなとは感じています。

 

 でも、周りの制作陣がみな芸人愛が強い人間ばかりなので、その点は大丈夫だと思います。

 

ーー今年の大きな変化はどういった点でしょうか。

 

 漫才をやりやすい空間にとは常に考えていて、セットは舞台を囲うコロシアム状の作り。それを今年はより囲う形にしています。

 

 大きく変わるのは敗者復活戦です。これまでは、敗者復活戦を日中に行って、決勝の放送の序盤に復活組を発表。選ばれた組はすぐにスタジオに移動して、他のファイナリストと合流していました。

 

 それを今年は事前発表なし、他のファイナリストの名前と一緒に「敗者復活」を笑御籤に入れ、そのくじが引かれた段階で初めて復活組を発表し、即スタジオに移動してそのままネタをやってもらいます。

 

 2007年のサンドウィッチマンの優勝以降、M-1の代名詞的な存在だった敗者復活戦。アンタッチャブルやオードリーも敗者復活で上がってきましたし、ひとつの注目ポイントだと思っています。

 

「敗者復活組のドラマにもさらに注目してほしい! 何かとんでもないことが起こりそうな空気を彼らにまとわせたい!」という思いもあって、今年ルール改正をしました。

 

 芸人さんにとっては大変でしょうし、先ほど話に出た「芸人ファースト」ではなくなっているかもしれません。敗者復活組にとっては、勝ち上がりが決まった勢いを持ったままネタに入るので、有利になるかもしれない。ある意味「番組としての演出」に寄りすぎかなとも思うんですが、そこは今年の大きな挑戦です。

 

※『M-1グランプリ2019』は今年も今田耕司・上戸彩を司会に、12月22日(日)18:34からABCテレビ・テレビ朝日系で生放送。敗者復活戦は同日13:55~16:25で生放送され、視聴者投票で決勝へ進む1組が決定する。

 

構成&文/松田優子

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