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『アメトーーク!』でブレイク「納言」芸名は酒場の名前から
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.12.23 20:00 最終更新日:2019.12.23 20:00
『アメトーーク!』(テレビ朝日系)でブレイクしたお笑いコンビ『納言』。ビールがガチで大好きな薄幸(すすきみゆき)と相方・安部紀克に、実際に酒を飲んでもらいながら、結成のきっかけをインタビュー!
安部(以下、安)「『納言』は、僕が小泉さん(薄の本名)を誘って誕生したコンビなんですけど、最初は僕がボケで、彼女がツッコミだったんです。
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ピンでやってた小泉さんに僕が声をかけたのが2015年なんですけど、その頃ちょうど、男女コンビのメイプル超合金さんとか、ゆにばーすさん、相席スタートさんとかが出てきてたので、『その流れに乗れたらな』っていうのがあって」
薄「最初は、『めちゃくちゃ面白くない三四郎さん』みたいなネタをやってたんです。そのときから口が悪いツッコミだったんですけど、今みたいにやさぐれ感は出してなかったですね」
――別々に活動されていたときは、薄さんは安部さんのことをどう見てたんですか?
薄「事務所の後輩なんで、仲は普通によかったんですけど、安部の前のコンビがホントに面白くなくて。もう面白くないので有名だったんですよ。で、誘いがしつこかったんで、ムリヤリ組んだというか」
――そんなにしつこく口説かれたんですか?
薄「しつこかったですね。『ちょっと待って』って放っておいたら、LINEで『ネタ書きました』みたいな。バーッと送られてきたよね?」
安「小泉さんに『台本書いてみました』ってLINEで送ったら、『あ、ありがとう』みたいな当たり障りないレスだったんですよ。なんか煮え切らない感じだったんで、おかしいな? と思って(笑)。それで、ネタをちゃんと5本くらいバーッて書いて、事務所ライブのときに『見といてください』って改めて渡したんです」
薄「えー、それ覚えてないし、見てないかも。燃えるゴミに捨てたかもしれない(笑)」
安「いやいや、そのノート、ちゃんとありますから!」
――薄さんは安部さんと組むことで何か面白いことができそうだなというのはあったんですか?
薄「いや、まったくなかったですね。なんかしつこいから組んで。最初、温度差めちゃくちゃありました。すごい言われたからしょうがないけど、2~3カ月やって解散してもいいかなってぐらいの」
――じゃあ、この2人で売れちゃったのは「まさかの」って感じなんですね。
薄「うん、そうですねー」
安「なんで嫌そうに言うんですか(苦笑)。嬉しそうに言ってくださいよ!」
薄「そんとき彼氏もいたし、結婚もできたはずなのに。全然別れちゃいましたけど」
――でも、薄さん、それだけお酒が好きだと、彼氏にしろ、結婚する人にしろ、お酒が飲める人のほうが……。
薄「(食い気味で)第一条件です、それは! 酒飲めて生きてる人がいいです。ちゃんと生きてて(笑)」
――売れてきたのを実感することも増えたと思いますが、互いにここを直してほしいみたいなところはありますか?
薄「あー、めちゃくちゃありますね。まず安部がネタを書かなくなったのもあるし……」
安「(苦笑)。書いてほしいんですか?」
薄「どうなんだろう? それ違うか」
――薄さんが主導になって、今の形が生まれたわけですもんね。
薄「そうですね。今の形になって半年ぐらいは、私と安部5対5で書いてたんですよ。そこからどんどん6対4、7対3ぐらいになっていって、今は完全に10対0で私です」
――安部さんはどうですか?
安「ひとつだけ言うと、僕は全然調子に乗ってる発言とかしてないんですけど、『調子乗ってんな、お前』ってすぐ言うんですよ」
薄「調子乗ってるんですもん、ホントに。この間もトークライブで私服で出てきたんですけど、私服で出るヤツは、もう売れてる芸人ですから。私はラジオであろうと、絶対に衣装を着るんです。
MCの方とか、『納言』が初見の人もいると思うからなんですけど、こいつマジでアロハシャツとかで出るんで。そういうのを調子乗ってんなって思う。すごいイヤなんですよ、それが」
――向こうは、衣装のイメージを求めてきますもんね。
薄「そうなんですよ。バカだなって思います。なんにも考えず、アホみたいに私服で来て、私服のままラジオに出て、写真撮られて」
――やっぱり主導権は薄さんが握られてる感じなんですね。
安「そうですね。先輩っていうのもあるし、言われたら従うっていう。事務所に入ってからの先輩と後輩なんで、ふだんは敬語ですし。でも、小泉さんは接しやすい先輩でしたね」
――そもそも「納言」の芸名はどういう由来なんですか?
安「なんか小泉さんが漢字がいいって言ったんですよ。カタカナとか横文字はイヤみたいで。なんとか納言がいいって言われて、『あ、わかりました』と。でも、すぐには決まらなくて、そのうち『納言だけにしますか?』みたいになりました」
薄「2人で歩いてるときに、『なんとか納言』みたいな酒場があったんですよ。で、『納言かっけーな』ってなって。四谷三丁目から新宿にかけてのどこかだったと思うんですけど」
安「新宿三丁目ぐらいだったと思うんですけどね……。ある意味、名付け親みたいなお店ですから、いずれ行かなきゃいけないですね(笑)」