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石川さゆり、引退したイチローに学んだ「極めることはない」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.12.29 17:42 最終更新日:2019.12.29 17:42
12月29日、「第70回NHK紅白歌合戦」のリハーサルがおこなわれ、石川さゆりが昭和・平成・令和3時代の紅白で歌う “意義” を語った。
石川が歌うのは、一番の代表曲『津軽海峡冬景色』。
「『新しい時代の夜明け・出発』をテーマに、NHKのみなさんと新しい『津軽海峡』を作りあげました。
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この曲には、みなさんそれぞれの思いが詰まっている。私は、蒸気機関車が大好きです。ですから冒頭に、『おぉー、みんな、行くぞー!』という意味を込めて汽笛音を鳴らし、そこにオーケストラの音楽が乗り、『津軽海峡』の歌を重ねていきます。
私も子供のころから紅白を見ながら育ち、10代、20代、30代、40代、そしていまも見続けています。歌い手としても、新しい年の迎え方の定番になっているんです」
今年、石川のもうひとつの代表曲『天城越え』を登場テーマ曲にしていたイチローが引退。年を締めくくる紅白を目の前にし、考えることがある。
「引退されても、野球をどこまでやれるかということ、次の時代を作る子供たちのことを考えていらっしゃる。彼の姿勢を見て、『極めるというのはないんだな』と思いました。それは、次に何かないかと、探し続けること。
ずっと紅白が続けられるか? わからないですよ、そんなの。いまある幸せが、当たり前だと思ってはいけないんです。ここ数年の日本を見ていても、本当にそう感じる」
ちなみに石川の出番は、今回の目玉でもある、初出場 “歌手” ビートたけしの直後。
「歌手じゃないのにね(笑)。若いころは、彼と一緒にステージにあがっていた。私のステージに、出てくれていたんですよ。なつかしいですね」
昔と今、そしてこれから。石川にとっても視聴者にとっても、いろいろなことに思いをめぐらせる大晦日になりそうだ。