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散歩大好きねこ、47都道府県を踏破「家では“育ニャン”です」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2020.02.29 11:00 最終更新日:2020.03.07 12:53

散歩大好きねこ、47都道府県を踏破「家では“育ニャン”です」

 

 令和2(にゃん)年も2(にゃん)カ月が過ぎようとしているが、“ねこ人気” は、いまだ天井知らず。今回は、人間も驚くスーパーキャットの「偉業」をご紹介!

 

「専属カメラマン兼飼い主と日本中を旅し続け、2019年春、47都道府県を全制覇!」

 

 

 そんな偉業を達成したのが、鹿児島県生まれで、ふだんは福岡県で暮らす、サバ白のニャン吉(10歳、オス)だ。

 

「ニャン吉は、生後すぐ、散歩するのが好きになりました。家にいるときは、近所のパトロールを欠かさずにしています。それこそ、雨の日も風の日も。

 

 おかげで私も10年間、風邪すらひいたことがありません。散歩で筋肉がついたせいか、腰痛知らずの健康体です」(専属カメラマン兼飼い主の飯法師昭誠さん、以下同)

 

 博多から函館まで新幹線で移動中、一度も鳴かずに過ごすなど、旅のマナーは完璧。しかも海だろうと雪山だろうと、へっちゃらで突き進む、勇敢さも併せ持っている。

 

 そして旅先では、ミラクルまで巻き起こす。富士山の近くを旅したときは、あいにくの曇り空だったが、ニャン吉が到着した途端、雲の間から光が差し込み、きれいな富士山が姿を現わしたという。

 

「8年前、ニャン吉が一度だけ行方不明になったことがありました。29日後、ガリガリの姿で生還しました。おそらく、食べるものも、ほとんどない状態だったんでしょう。ですがその後、病院にも行かず、自力で回復しました」

 

 このニャン吉、自由に旅ばかりしているわけではない。4年前に妻・あまりんの出産に立ち会い、5匹の父となってからは、率先して育児に参加。某大臣もビックリの、「育メン」ならぬ「育ニャン」ぶりを発揮しているのだ(その後、子ねこのうち2匹はもらわれていった)。

 

 さらに2017年、ニャン吉はパトロール中、2匹の子ねこが外にいると飯法師さんに “通報” し、保護。2匹はニャン吉の自宅に迎え入れられ、すくすくと成長した。いまや、ニャン吉は7匹の大家族の「ゴッドファーザー」となった。

 

「自分の子も保護ねこも、ニャン吉は分け隔てなく『育ニャン』しています。ご飯は、子供たちが残したものしか食べません。散歩中、強い野良ねこが弱いものいじめをしていると、『フーッ』と威嚇しながら、説教しています。

 

 しかも(人間の)女性と散歩するときは、僕と散歩するときよりゆっくり歩いて、気遣いを見せるんですよ。そんな姿を見るたびに、ニャン吉の男らしさに感心させられます」

 

 先日も、瀕死の子ねこを保護したというニャン吉。我々も、彼に負けない優しさと強さを持とうではないか!

 


※「旅猫ニャン吉」のインスタグラム@noraneko_nyankichi、フェイスブックは@noraneko.nyankichi

 

(週刊FLASH 2020年3月3日号)

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