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出演してわかった「バラエティ番組」どれくらい脚本どおりなの?

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2020.03.01 16:00 最終更新日:2020.03.01 16:00

出演してわかった「バラエティ番組」どれくらい脚本どおりなの?

 

 こんにちは! フリーアナウンサー花崎阿弓です。

 

 皆さんは、テレビ番組だとどんな番組が好きですか? 私は小さいころからバラエティ番組が大好きで、自分もバラエティに出るのが夢でした。

 

 

 でも、バラエティって脚本が決まっていて、みんなそのとおりに動いているのだと思っていました。どのバラエティ番組を見ても、芸人さんやタレントさんの一言が秀逸だし、番組自体が本当に面白くてお腹を抱えて笑うこともあります。

 

 きっと脚本家の人がびっしりと脚本を書いて、すべてのセリフが決まっているに違いない! そんなふうに思っていました。

 

 しかし、初めてバラエティに出演した際、そんな勝手なイメージはかき消されました。『有田哲平の夢なら醒めないで』(TBS系)では、はじめに10ページくらいの台本を渡されました。「やっぱりな。このとおりに進んでいくのか」と思って本番に臨みました。

 

 司会の有田哲平さんと大橋未歩アナウンサーが挨拶をして番組が始まります。森三中の大島美幸さんが挨拶トークをされ、続いて、新人の私の紹介へ。番組は徐々に盛り上がっていきます。

 

 うん、台本どおりだ! でも、「次が私のセリフだな」と思って話し出そうとした瞬間、私と一緒で初登場だった方がおもむろに話しだし、私のセリフは消えてなくなりました。

 

 そして、台本にまったく書かれていないことを聞かれ、「バラエティってフリートークなんだ!」と驚いたのです。そして、番組は台本の意図から外れないように、自然な形でトークが展開されていきました。

 

 私は、用意されていたセリフを半分も言えませんでした。しかし、台本に書かれていたとおりに私のキャラクターが表現され、他の出演者の皆さんとのからみでも、これ以上ないほどの出来になりました。

 

 それは、司会者や周りの出演者の方がうまく私を料理してくださったからなのですが、バラエティというのは、作られた台本を暗記して話し合うのではなく、出演者の個性を生かして作られるものなんだと、初めてわかりました。

 

 そもそも、厳しい世界なので、台本どおりのセリフを言っても場の空気感が変わってしまったり、演出の意図を理解していないとカットされてしまうことも多々あります。

 

 そのとき私は、バラエティはなんて奥が深いんだろうと思いました。まだまだ勉強しないといけないと、決意を新たにしたのでした。

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