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SKE48 高柳明音「11年間、心から満足できたことは一度もない」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2020.03.03 16:00 最終更新日:2020.03.03 16:00

SKE48 高柳明音「11年間、心から満足できたことは一度もない」

 

 この春、約11年間在籍したSKE48卒業する高柳明音。オーディション時、審査員のひとりだった秋元康総合プロデューサーに、才能を見抜かれた。

 

「歌唱審査後、私のことを『センター候補』と言ってくださったそうです。でも、失礼な話ですが、そのときの私は、秋元先生のお顔を存じ上げなくて(笑)」

 

 

 初期のダンスレッスンを担当したのは、牧野アンナ氏。DA PUMPや三浦大知の師匠としても知られている人物だ。

 

「アンナ先生に教わったのは、『あくまで振付は、歌詞を表現するためにある。何も伝えられなかったら、その振付に意味はない』ということ。その教えを胸に、11年間パフォーマンスしてきました」

 

 48グループといえば、選抜総選挙だ。高柳は出場した9回のうち2回、16位以内の選抜メンバーに選ばれている。

 

「2015年、14位にランクインして初めて選抜入りできた総選挙が、いちばんの思い出です。やっぱり、『選抜に入りたい』という思いはとても強かったので。

 

 でも、選抜に入るのは難しい。諦めかけていた私の背中を押してくれたのは、ファンの方でした。応援してくれる方との絆は、そのころから強くなりました」

 

 卒業後は女優を中心に、幅広い活動を目指すという。

 

「自分が納得できる自分でありたいな。この11年間、つねにベストは尽くしてきたけど、心から満足できたことは一度もありませんでした。

 

 私はテレビっ子なので、テレビにたくさん出たいです。女優としてはもちろん、バラエティ番組にも呼ばれたいし、ドラマの挿入歌を歌うという夢もあります。そんなこと言ってたら、一生満足できないんだろうな」

 

 卒業後に、まずやってみたいことはなんだろうか?

 

「旅行! カメラ片手に、ひとりで海外旅行なんていいですね。アイドル時代は自分に課していた禁酒も、解いてみたい!

 

 結婚? そのためにはまず恋愛しないといけないけど、ファンの方を悲しませるようなことだけはしません」

 

 卒業を前に訪れたベトナム。ひとりきりの時間、まぶたの裏に浮かんできたのは、ファンへの感謝だった。

 

「ファンの方は、私を愛してくださいました。誰かの人生のプラスになれたとしたら、本当にすごいことですよね。名古屋の普通の女のコが、そんな存在になれたということが、とても嬉しいです」

 


たかやなぎあかね
1991年11月29日生まれ 愛知県出身 T154 B型 ニックネームは「ちゅり」 2009年3月、「SKE48第2期生オーディション」に合格。チームK2のリーダーを務めるなど、約11年間SKE48を引っ張ってきた。3月15日には、横浜アリーナで卒業コンサート「私の兆し、皆の兆 〜あかねまちゅりだ!〜」を開催。そのほか最新情報は、オフィシャルサイトにて

 

写真・早坂直人(Y's C)
スタイリスト・大和田ゆき
ヘアメイク・NOBU(LOVABLE)

 

※高柳明音の卒業写真集『いつか、思い出したいこと。』が、3月4日に光文社より発売。写真集の公式Twitterは@tyuri2nd

 

(週刊FLASH 2020年3月10日号)

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