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芸能界のマナー裏話「色かぶり」防止のため洋服10着持参も
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2020.03.08 20:00 最終更新日:2020.03.08 20:00
こんにちは、フリーアナの花崎阿弓です!
私は、アナウンサーを集めたひな壇の番組に呼ばれることが多いのですが、実はそのときに困ることが2つあります。
1つは、芸能系のお仕事は、体育会系です。先輩をたてる世界です。年齢が若かろうと、自分より芸能生活が長い方にはだいぶ配慮しなければなりません。
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たとえば、自分より10歳くらい下の方でも、0歳からお仕事をしていれば先輩になりますので、エレベーターに乗るときに後から乗らなければいけません。
自分より年齢が若い先輩が、「お先にどうぞ」とおっしゃることも多々ありますが、それでも乗ってはいけないのがこの世界です。
ですから、共演者はもちろんのこと、タレントさんや女優さんなど、その局に出入りしている人のことをなるべく調べて、可能なら先輩でなくてもエレベーターを譲らなければなりません。
何も知らなかった私は、年上の優しい先輩に言われて先にエレベーターに乗ったことがあります。そのとき出演をご一緒させていただいた高橋真麻さんに「あとに乗ったほうがよかったかもね」とアドバイスを受けて、エレベーターの乗る順番に気づき、反省しました。
2つ目は、洋服の色かぶりです。先輩と色がかぶった場合は、必ず後輩が色を変えなければなりません。もし、その先輩が「私が変えるよ」と言ってくださっても、エレベーターと同じで、絶対に真に受けてはいけないのです。
後輩が色を変えなければならないし、「同じ色でもいいじゃない」と言われても変えるべきです。
ということは、10人以上がひな壇で呼ばれていれば、色かぶりの可能性があるので、10色以上洋服をもっていく必要があります。リボンやチェックなど柄かぶりもあまりよくないので、その倍の20着くらいもっていくこともあります。
髪の毛も、全員同じハーフアップになってはいけないので、先輩がどんな髪型をしているかチェックして違う髪型にする必要があります。もちろん、気にしない先輩方もいるかもしれませんが、マナーなので、これだけは押さえておかなければなりません。
天然と言われているタレントさんは、だいたいマネージャーさんがしっかりしていて、衣装かぶりなどを楽屋まで聞きに来てくれます。芸能界でのマナー裏話でした。