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佐々木久美&加藤史帆が語る「日向坂46、東京ドームへの道」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2020.03.29 11:00 最終更新日:2020.03.29 11:00

佐々木久美&加藤史帆が語る「日向坂46、東京ドームへの道」

加入したばかりの1期生。初々しさのなかに、すでに品が

 

 2019年2月11日に「けやき坂46(ひらがなけやき)」から改名し、3月27日にデビューシングル『キュン』を発売した、日向坂46。同年末には『NHK紅白歌合戦』にも初出場し、現在は4thシングル『ソンナコトナイヨ』がヒット中。いま最注目のアイドルグループだ。

 

 メンバーの佐々木久美加藤史帆の言葉を交えながら、公開日の決定が待ち遠しい日向坂46初のドキュメンタリー映画『3年目のデビュー』の名場面を振り返りつつ、彼女たちの歩みをたどっていこう。

 

 

 彼女たちの物語は、「長濱ねる」という少女から始まった。長濱のために結成された、けやき坂46は、活動するにあたり、追加メンバーを募集した。その合格者が、現在の日向坂46の1期生だ。

 

 だが、グループに加入したものの、デビューが約束されているわけではなく、目標を持てない状況が続く。

 

「『自分たちのグループを、誰も気にかけてくれていないんじゃないか』って思っちゃっていました。でも、スタッフさんから『僕たちはみんな、“ひらがなけやき(けやき坂46)” が大好きだから』って言ってもらったことがあって。めっちゃ嬉しかったのを覚えています」(加藤)

 

 自信が芽生え始めるのと同時期、2017年にZeppツアーを敢行した。しかし、またも彼女たちは、困難な状況に追い込まれる。欅坂46と兼任で活動していた長濱ねるが、欅坂46専任となったのだ。

 

「絶望でした。『ねるちゃんがいない “ひらがなけやき” を応援してくれる人がいるのかな』みたいな。

 

 けれど、『ねるちゃんは、私たちが “ひらがなけやき” としてこれから活動することを信じてくれているんだな』っていうのを感じたとき、前向きに、もっとグループを大きくしようって決心しました。それは、ターニングポイントとして覚えています。Zepp札幌の直前ですね」(佐々木)

 

 同年8月に2期生が加入すると、勢いはさらに増していく。2018年1月30日から2月1日に、単独で武道館公演を成し遂げ、6月には、けやき坂46としてデビューアルバムを発売し、12月には再び武道館で3DAYS公演。

 

 そして、待望のシングルデビュー決定が発表された。……改名という、衝撃の事実とともに。

 

「アルバムを出させていただいてから、シングルデビューはみんなの目標でした。でも、グループ名が変わるのは予想していなかったので……。

 

『日向坂』っていう名前は、かわいいし嬉しかったんですけど、“ひらがなけやき” で約3年間活動してきて、思い入れもすごくあり、寂しさも感じました」(佐々木)

 

「私も愛着がありましたし、『欅坂46さんと、はなればなれになっちゃうのかな』って思うと、めっちゃ寂しくて。でも、『“ひらがなけやき” ってなに?』って聞かれることも多かったし、改名したことで、坂道グループのひとつになれたんだって、嬉しかったですね」(加藤)

 

 なにより、“おひさま(日向坂46のファン)” に、デビューカウントダウンライブという形で、日向坂46に生まれ変わる瞬間を披露できたことで、胸を張れるようになった。歌番組への出演も相次ぎ、トップアイドルグループに仲間入りをした。

 

 そして、2020年の12月。彼女たちは、約束の彼の地である「東京ドーム」のステージに立つ。

 

「満員になるくらいファンの人を呼べるように、知名度を高めて、来てくださった皆さんを楽しませるパフォーマンス力を、もっと鍛えないとなって思います」(加藤)

 

「全員が一心不乱に向かっていて、すごくいい雰囲気なんです。でも、東京ドームに立つ人間としての自覚は、まだまだだと思うので、『グループ全体として、成長していけたらいいな』って思います」(佐々木)


(C)2020 映画「3年目のデビュー」製作委員会

 

(週刊FLASH 2020年3月31日・4月7日号)

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