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白井貴子「今がチャンスだと思ってたら『Chance!』ができた」

エンタメFLASH編集部
記事投稿日:2017.06.19 12:00 最終更新日:2017.06.19 12:30

白井貴子「今がチャンスだと思ってたら『Chance!』ができた」

 

「ファンのみんなとライブで一緒に歌って盛り上がる曲を作りたかった」

 

 1981年にデビューして2年半、シングル8枚、アルバム4枚をリリースし、年間100本のツアーを敢行。ブレイク寸前、人気急上昇中だった彼女に、シチズンからCM曲のオファーが届いた。

 

「それまでにないストーリーのあるCMを作るというお話で。役者が出演して映画監督(井筒和幸)が撮影する15秒の物語に起用していただけると。大型タイアップなので、ベストテンに入らなくてはいけない。これを逃したら女じゃない、みたいな感じ(笑)。

 

 今がチャンスだ、ここがチャンスだと、念仏のように唱えていたら、サビのメロディが出来た。青空が見えてレモンの香りが漂う元気なロックにしたかった」

 

 本作のヒットをきっかけに、「渋谷ライブ イン 10days」、日本武道館、西武球場公演など、怒濤の快進撃を続けた。

 

「『Chance!』が生まれて、寝る暇もない状態になった。北海道では肋骨が飛び出るような大怪我を負いながらライブをやった。肺呼吸するたびに激痛が走ったけど、エネルギーを止めることは考えられなかった。

 

『Chance!』は、なんの損得もなく、ただいい曲を作りたいと思っていた20代のリアルな私が生きている歌です。結果、オリコン12位で終わったことが、今も音楽を続けているモチベーションのひとつになっています」

 

<白井貴子『Chance!』>

1984年6月21日発売
作詞:白井貴子 作曲:白井貴子
● ザ・ベストテン初登場:1986年9月4日
※『NEXT GATE』でスポットライト出演
●売上枚数:10.9万枚(1984年)

 

カラオケ・ワンポイント・アドバイス!>

 サビの「チャンス、チャンス、チャンス」ですが、3つめの「チャンス」に、こぶしが入って「チャアアンス」と歌っています。ここが難しいかもしれませんね。ハンドクラップも楽しみながら、日々の健康にお役立てください。

 

<白井貴子>

 1959年神奈川県生まれ。1981年、デビュー。代表曲は、『SOMEDAY』『NEXTGATE』ほか。最新アルバム『涙河(NAMIDAGAWA) 白井貴子「北山修/きたやまおさむ」を歌う』発売中。現在、全国約20カ所のアコースティックツアーを開催中。6月24日・25日京都「都雅都雅」白井貴子&The Crazy Boys + Jr. 詳細は公式HP http://www.takako-shirai.jp/

 

(週刊FLASH 2017年6月13日号)

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