5月27日放送『川島明の芸能界マル秘通信簿』(フジテレビ系)に、ものまね芸人のMr.シャチホコさんとみはるさんがご夫婦で出演されていました。
Mr.シャチホコさんは、同番組で、ものまねをするときに一番お金をかけているのがカツラだと言っていました。特注カツラは1個15万円で9個所有していることから、全部で135万円ほどかかったそうです。
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筆者は以前、Mr.シャチホコさん・みはるさん夫婦にお話を伺っています。
Mr.シャチホコさんと言えば和田アキ子さんのものまねで有名です。今でこそ特注の高額カツラを何個も所有していますが、2019年に取材した当時はアッコさんのものまね衣装を1着しか持っていませんでした。
シャチホコ「アッコさんのモノマネ衣装の白いジャケットは、いろいろなお店に行って探したんですが全然なくて。古着屋でようやく見つけたレディースの5Lサイズ1着しか持ってないです」
取材当時はシャチホコさんはブレーク真っ只中で、1日に何本も仕事がありました。1着の衣装で、どうやってやりくりしていたのでしょうか。
シャチホコ「毎日みはるさんが洗ってくれています。夜中に帰ってきたら、近所迷惑なので洗濯機を回せないじゃないですか。そうすると手洗いで絞ってドライヤーでガァーって乾かしてくれて」
みはるさんの献身的な支えでなんとかなっていましたが、みはるさんの負担を少しでも軽減するため、なにかシャチホコさんは対策を考えていたのでしょうか。
シャチホコ「アッコさんは僕に衣装をあげようと思ってくれているんです。でも、僕の体がデカすぎて入らないんですよ。だから、アッコさんにドレスをいただけるよう、ダイエット企画をどっかでやってくれないですかね(笑)。
アッコさんはめちゃくちゃ細いんで、僕はあと20キロは痩せないといけないです。でもみはるさんの料理が美味しいので食べちゃうんです(笑)」
シャチホコさんは、ものまねをやらせていただいているということもありアッコさんに相当気を使っているようです。
仕事が忙しくなり、しばらく夫婦でデートにも行けませんでした。あるとき、久しぶりに夕方からスケジュールが空き、2人でディズニーランドに行ったのものの、全然楽しめなかったと言います。
シャチホコ「僕らが、イッツ・ア・スモールワールドの船にまさに乗ろうというとき、マネージャーから電話がかかってきたんですよ。
それで『あとでかけ直します』って言ったら『ダメだ! 緊急です。切らないで!』って。ふだん冷静沈着なマネージャーがめちゃくちゃ焦ってて」
みはる「マネージャーがシャチホコに『今どこ? 今どこ?』って」
シャチホコ「それで事情を聞くと『アッコさんから電話が!』って言われて。でもそのときはもう船に乗っていたので、他のお客さんにも迷惑がかかるし切っちゃったんです。
それからは船に乗ってても電話が気になって全然楽しめなくて。船から降りてすぐにマネージャーに電話かけたら『アッコさんからいつかかってくるかわからない』って言われて。
そんな電話を待っていたら気になってアトラクションに乗れないし、体調が悪くなってすぐにディズニーランドを出ました(笑)」
ものまね芸というのは、お金も気も使わないといけないんですね(笑)。
1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退しライターに転身。しかし2021年に芸人に復帰し現在は芸人とライターの二足のわらじで活動している。
( SmartFLASH )