「棋士の制度」と「女流棋士の制度」。男女間の実力差に伴い二つの制度が存在するのが将棋界である。
稀代の天才・藤井聡太七冠が世を賑わせる昨今だが、女流棋士界は西山朋佳女流三冠が棋士への編入試験「五番勝負」に今月から挑戦。女性初の棋士誕生の可能性に注目が集まっている。
活気づく女流棋士の若手にも新たな波が。
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新人女流棋士の登竜門「白瀧あゆみ杯」で優勝を飾った鎌田美礼女流の美貌が大きな話題となった。
しかし注目すべき才色兼備の若手はまだまだほかにも! 未来を担う若手美人女流棋士のリアルに迫るーー。
【女流二級】
鎌田 美礼(age.16)/「白瀧あゆみ杯」18代目優勝者にしてビジュアル最強の若手エース
将棋は「親が教えてくれるのだから、続けないと申し訳がない」という思いで続けていたという彼女。しかし小学6年のときに母親が他界。生前口にしていた「女流棋士になってほしい」という言葉が背中を押し、13歳で現役最年少女流棋士としてプロデビューした。
「将棋を楽しいと思うようになったのは、高校受験を終えた今年の春からです」と笑う。人見知りで言葉少なに話す彼女だが、学校生活は充実している様子。
「麻雀にハマっていて。将棋だと1対1だけど、みんなで卓を囲んでやるのがすごく楽しいです。座右の銘は『果断』です。自分の意思で決断して生きていきたい。それに麻雀も、どの牌を切るか決断の連続なので(笑)」
【女流初段】
木村 朱里(age.16)/13歳でプロデビュー! 滋賀が生んだクールビューティー
「学校ではムードメーカーと言われることが多いです。でも自覚はなくて。アホなことをしゃべっているだけというか(笑)」
しっかりとした話し口調で一見クールな雰囲気の彼女も、13歳でプロデビュー。鎌田女流とは同い年でもある。学校では年相応の女のコだが、将棋の勉強には人一倍余念がない。
「学校がある日は、家に帰ってから3〜4時間。休日などの何も予定がない日だと、朝起きてから寝るまでほぼ一日中、将棋を勉強しています」
まるで東大受験である。そんな彼女の最近の息抜きは映画。
「父の影響で『男はつらいよ』にハマっています。心が温かくなる話で沁みますね」
【女流初段】
佐々木 海法(age.19)/輝く癒やし系笑顔の裏には燃え上がる闘志ーー
「小学3〜4年のころに父や兄が将棋を指していて、楽しそうと思ったのが始めるきっかけです。当時はピアノとかスポーツとかいろいろやりたい年ごろだったけど、私には将棋が合っていたみたいです(笑)」
そんな彼女は、関西大学の政策創造学部で地域経営を専攻中。
「将棋界でも自分でイベントを企画して運営されている方が多いので、私もそういうことができたら楽しいかな、なんて」
将棋界の未来に向けての愛情を感じる考え。将棋界の恋愛事情にも切り込むとーー。
「出会いはないですね。ちなみに私が好きなのは、支えてくれる包容力がある年上の方。かわいいと思える顔がタイプです」
( SmartFLASH )