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熊切あさ美 芸能界26年めでのソロ歌手デビューの原点はアイドル時代の「帰宅事件」

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記事投稿日:2025.03.22 13:14 最終更新日:2025.03.22 13:48
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
熊切あさ美 芸能界26年めでのソロ歌手デビューの原点はアイドル時代の「帰宅事件」

熊切あさ美。アイドル時代の決めポーズで

 

 俳優タレント熊切あさ美が、24年ぶりに歌手として『大嫌いだけど 大好きな人』を3月22日にリリース。それに先立ち記者会見を行った。

 

「デビュー26年めにして初めてのソロデビュー。レコーディングをしたのは24年ぶりでした」

 

 デビュー時はアイドルグループ「チェキッ娘」の一員だった。

 

「歌は歌わせてもらってたんですけど、そのころはグループで歌うなかで、ほぼソロパートがなかったんで。コーラスみたいなものでしたから(笑)。本当に、デビューした当時からセンターに立ちたかったんですよ。歌が好きなんです。でも私は歌の道に誘われたことがなくて」

 

悔しさのあまり、こんなこともあった。

 

「グループで歌うとき、あまりに私の立ち位置が後ろすぎて悔しくて。『私ここにいても映らないんで帰ります』ってそのときのプロデューサーの方に言って、帰ったことがあるんですよ」

 

まさかの帰宅事件。

 

「あのときはコーラスで悔しい思いをしました。グループが解散してからも、ずっとソロで出したいと思っていたんですけど、もうその夢は叶わないと思ってあきらめていたんですよ。それが今回、たどり着いて。長かったですけど、嬉しいです。チェキッ娘のときのプロデューサーに連絡したら、誰よりもびっくりしてました」

 

リリースのきっかけは、ひょんなことだったという。

 

 

「歌を出したいっていうのを、去年末にお酒の席で話したら、『ちょっと歌ってみて』って言われて、岡本真夜さんの『TOMORROW』と、SPEEDさんの曲を歌ったんです。 そうしたら数日後に、歌を出すことが決まりました(笑)。昭和のノリですよね」

 

 それから4カ月、とんとん拍子で決まったリリースはバラードっぽい失恋ソング。『名探偵コナン』や『仮面ライダーW』の主題歌などの代表作を持つ上木彩矢のプロデュースだ。

 

「1990年代終わりから2000年ごろの、自分が青春のころの曲調で、上木さんにお願いしました。失恋したけど、ずっとその人を見返せるように頑張る、という歌詞になっています。歌詞には、私が考えたフレーズが入っているんですよ。『初めての曲だから、自分の気持ちとかLINEで投げて』って上木さんに言われて、私が書いたフレーズをけっこう使っていただきました。出来上がった曲を聞いたときは感動して涙が出ました。歌詞のどこを考えたかは恥ずかしいので内緒にしておきたいですが、タイトルの『大嫌いだけど 大好きな人』というのは私が考えたフレーズです。だから、この曲は私の実体験を基にした失恋ソングですね。相手は、皆さんが想像している方とは違いますよ(笑)」

 

6月15日には、バースデーイベントのミニライブでファンの前で曲を披露する。

 

「デビューしてから、お誕生日のイベントって初めてなんですよ。26年間何してたんでしょうね(笑)。昔のチェキッ娘のころのファンの方も戻ってきてくださったらいいなっていう気持ちです。緊張すると思うけど、嬉しい気持ちのほうが強いです」

 

 レギュラー出演中の『じっくり聞いタロウ〜スター近況(秘)報告』のエンディングテーマとして4月3日からオンエアされる。

 

「1曲で終わらないように頑張りたいです。まだ曲に振り付けはないんですが、TikTokでバズるように振り付けを考えようかな。じつは、明石家さんまさんに話したら、『年末に紅白歌合戦に出たら、応援に行くよ』って言ってくれたんですよ」

 

 大好きな岡本真夜や大黒摩季が目標という熊切。44歳でのソロデビュー、夢は大きい。

 

写真・木村哲夫

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