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47都道府県「おらが村の偉人伝」京都府・田邊朔郎
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.07.05 20:00 最終更新日:2020.07.05 20:00
コロナ対策で、いまだ里帰りがしづらい今日このごろ……「郷土愛」は、かつてないほど高まっているはず。あなたは、出身地の傑物をご存知ですか? そこで本誌は、47都道府県にまつわる「おらが村の偉人伝」をお届けします。今回は、京都府。
【京都府】田邊朔郎(さくろう)
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田邊朔郎は、京都のライフラインである「琵琶湖疏水」の工事を指揮し活躍した、土木工学者だ。
田邊は1861年に幕臣の子として江戸に生まれ、工部大学校卒業後に京都府御用掛となった。そして、1885年から始まった琵琶湖疏水の工事を担当。疎水は1890年に完成した。
さらに工事の途中で、蹴上に日本初の水力発電所も建設した。その後、第二疏水、水道、道路拡築・電鉄敷設の「京都市三大事業」にも尽力し、京都発展の礎を築いた。
(週刊FLASH 2020年6月2日号)