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47都道府県「おらが村の偉人伝」広島県・下瀬雅允
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.07.10 20:00 最終更新日:2020.07.10 20:00
コロナ対策で、いまだ里帰りがしづらい今日このごろ……「郷土愛」は、かつてないほど高まっているはず。あなたは、出身地の傑物をご存知ですか? そこで本誌は、47都道府県にまつわる「おらが村の偉人伝」をお届けします。今回は、広島県。
【広島県】下瀬雅允(まさちか)
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下瀬雅允は、「下瀬火薬」を発明し、日露戦争を勝利に導いた海軍技師だ。
1860年、安芸藩士の長男として生まれた下瀬は、工部大学校化学科を卒業、大蔵省印刷局に勤務したのち、海軍兵器製造所の技手に転じて火薬の研究を始めた。そして1893年に、ピクリン酸を主成分とした強力な火薬である、「下瀬火薬」を発明した。
日露戦争が勃発すると「下瀬火薬」は、東郷平八郎司令長官率いる連合艦隊がロシアのバルチック艦隊を撃破した1905年の日本海海戦で多大な威力を発揮し、日本の勝利に大きく貢献した。
写真・近現代PL/アフロ
(週刊FLASH 2020年6月2日号)