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47都道府県「おらが村の偉人伝」山口県・田中稲城
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.07.13 20:00 最終更新日:2020.07.13 20:00
コロナ対策で、いまだ里帰りがしづらい今日このごろ……「郷土愛」は、かつてないほど高まっているはず。あなたは、出身地の傑物をご存知ですか? そこで本誌は、47都道府県にまつわる「おらが村の偉人伝」をお届けします。今回は、山口県。
【山口県】田中稲城
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田中稲城は、帝国図書館の初代館長を務め、「図書館の父」とも呼ばれる学者だ。
1856年、岩国藩士の三男として岩国市で生まれた田中は、東京帝国大学文学部和漢文学科を卒業後、東京帝国大学の教員となり、大学図書館の仕事に関わるようになった。
1888年、日本の図書館の発展のために欧米へ留学し、図書館職員の育成や蔵書の整理法などを学んだ。帰国後、国立図書館創設の必要性を国に訴え、1897年、日本で初めての国立の「帝国図書館(現在の国立国会図書館)」が創設され、田中は初代館長に就任した。
写真・岩国徴古館
(週刊FLASH 2020年6月2日号)