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47都道府県「おらが村の偉人伝」福岡県・田中久重
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.07.18 20:00 最終更新日:2020.07.18 20:00
コロナ対策で、いまだ里帰りがしづらい今日このごろ……「郷土愛」は、かつてないほど高まっているはず。あなたは、出身地の傑物をご存知ですか? そこで本誌は、47都道府県にまつわる「おらが村の偉人伝」をお届けします。今回は、福岡県。
【福岡県】田中久重
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田中久重は、多くの発明により「東洋のエジソン」「からくり儀右衛門」と呼ばれた発明家だ。1799年に、久留米藩の城下町のべっこう細工師の家に生まれた田中は、幼時から発明の才を発揮し、わずか9歳で「開かずの硯箱」を作った。
その後、大坂に移り、精巧なからくり人形の数々や雲竜水(消火器)、万年自鳴鐘(時計)、蒸気機関、大砲、日本最初の機関車模型などを製作。そして1875年に、東京・銀座に日本最初の民間機械工場である「田中製作所」を設立した。これが、現在の東芝のルーツである。
(週刊FLASH 2020年6月2日号)