いま熱い「駅そば」のおしゃれ店／JR東日本・いろり庵きらく

「いろり庵きらく」の鴨そば

　駅ナカの発達、ファストフード店やコンビニエンスストアの増加……旧態依然では、運営が難しくなっている駅そば。チェーン店は無機質で、没個性で、つまらない。そんな誤解は、これからお見せするなかの一杯でも食べれば、消えてなくなるはず。情熱と創意工夫に満ちた「個性派チェーン」のおしゃれ店舗を、ご紹介！

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「いろり庵きらく 横浜北口店」の店内

●いろり庵きらく（JR東日本）
・実食店舗／横浜北口店（JR東海道線ほか横浜駅改札内）
・店データ／
　大きな窓ガラスの下部に模様を施し、外の通行人と視線が合わないよう工夫。カウンター下の荷物棚はボックスタイプで、荷物がずり落ちない。デザイン性だけでなく、実用性も高めた造りだ。
　そばは生麺を使い、従来の茹で麺店舗を転換するなど、店舗数を拡大。首都圏一円に、広く展開する。シックな雰囲気と利便性の高さで、女性や年配の客のハートも掴んでいる。
・これが美味い！／鴨そば（510円）
　トッピングとして美味しいだけでなく、鴨の脂がつゆに染みわたることで、まろやかなコクを生み出す。濃厚ながら、後味はさっぱり。飽きのこない深みを楽しめる。

取材＆文・鈴木弘毅
道の駅、日帰り温泉なども研究。最新刊は『台湾 “駅弁＆駅麺” 食べつくし紀行』（イカロス出版）

※価格は取材店舗のもので、すべて税込みです

（週刊FLASH　2020年7月14日号）