47都道府県「おらが村の女偉人伝」岩手県・長谷場久美／女子重量挙げのパイオニア

　新型コロナウイルスの感染拡大で、年末も里帰りがしづらい状況に。「郷土愛」は、かつてないほど高まっているはず。ところで、その故郷が生んだ女傑をご存知ですか？　そこで本誌が、47都道府県にまつわる「おらが村の女偉人伝」をお届け。今回は、岩手県。

【岩手県】長谷場久美（57）

【関連記事：47都道府県「おらが村の女偉人伝」青森県・羽仁もと子／女性ジャーナリストのさきがけ】

“日本の女子ウエイトリフティングのパイオニア” として知られる長谷場久美は、1963年に岩手県釜石市に生まれた。高校の保健体育科教諭を務めながらウエイトリフティング選手として活動し、全日本選手権を12連覇。世界選手権では、1991年の第5回大会から3大会連続で銀メダルを獲得している。

　2000年に引退した後は後進の育成に力を注ぎ、2004年のアテネ五輪・2008年の北京五輪で、ウエイトリフティング女子日本代表の監督を務めた。

写真・朝日新聞

（週刊FLASH　2020年11月24日号）