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47都道府県「おらが村の女偉人伝」福島県・瓜生岩子/会津藩の “菩薩の化身”
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.12.06 16:00 最終更新日:2020.12.06 16:00
新型コロナウイルスの感染拡大で、年末も里帰りがしづらい状況に。「郷土愛」は、かつてないほど高まっているはず。ところで、その故郷が生んだ女傑をご存知ですか? そこで本誌が、47都道府県にまつわる「おらが村の女偉人伝」をお届け。今回は、福島県。
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【福島県】瓜生岩子
「社会福祉の母」とも、「日本のナイチンゲール」とも、「菩薩の化身」とも呼ばれているのが瓜生岩子だ。
江戸後期の1829年に陸奥国耶麻郡小田付村(現在の福島県喜多方市)に生まれた瓜生は、会津藩医であった叔父のもとで教育を受けた。1868年に戊辰戦争が起こると、敵味方関係なく手当てをして、死者を弔った。その姿は、官軍の指揮官・板垣退助をも感動させたという。
その後、貧民の救済や貧困児童の教育、授産指導など、あらゆる社会福祉運動に尽力。1897年、過労のために病に倒れ、死去。
写真・山形屋
(週刊FLASH 2020年11月24日号)