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35年後に3000万円もの差が「ドル・コスト平均法」で世界経済に投資しよう

ライフ・マネー 投稿日:2020.12.06 16:00FLASH編集部

35年後に3000万円もの差が「ドル・コスト平均法」で世界経済に投資しよう

 

 君は、投資を怖いと感じていないだろうか。

 

 最近では2020年2月に起きた株価の大幅な下落「コロナ・ショック」。「サブプライムショック」や「リーマンショック」も、強く記憶に残っているかもしれない。あるいは、1990年に起きた「バブル崩壊」の話を聞いて、投資はギャンブルと同じで危険なものと教えられてきたかもしれない。けれども、投資はまったく怖くない事実を知ってほしい。

 

 

 株価が大暴落した印象は強く残るけれど、世界全体の視点で長期的に見たら、こうした大暴落は一時的な状態にすぎないのだ。株価は何度もあった大暴落を乗り越えて、ずっと上昇してきている。

 

 なぜ世界の株価は一時的な暴落があってもずっと上昇し続けているのだろうか。それは、株価が世界経済と連動していて、その世界経済がずっと成長しているからだ。

 

 株価と世界経済がなぜ連動するかは、世界を一つの企業と考えるとわかりやすい。まず、株価とは大ざっぱに言えば「企業の値段」で、ある企業を買うときに、いくら必要かということだ。そして、企業は商品がよく売れて大きな利益を上げているほうが値段は高くなる。

 

 つまり、企業(世界)の利益(経済規模)が大きくなるほど、企業の値段(株価)も上昇するのだ。世界の株価と世界経済がほぼ完全に連動する理由はとてもシンプルなのだ。

 

 では、なぜ世界経済はずっと成長し続けるのだろうか。それは、世界の人口と生産性が伸び続けているからだ。世界経済は、(労働)人口と生産性の掛け算で決まっている。

 

 人口については、その数が増えれば増えるほど、商品を生産する労働者の数も、消費者の数も増えることになり、全体として生みだす利益は大きくなるので、経済は成長していく。そして、人口は現在、約77億人で(米国勢調査局)、国際連合によると、2050年には97億人になると推計されているのだ。

 

 生産性は、1人あたりがどの程度の付加価値をつくっているか、要するにどれくらい利益を生みだしているかで、こちらも技術革新や新たな商品の創造によって、ずっと伸びてきている。

 

 たとえば、僕が小学生だった40年ほど前は農作業のほとんどが手作業だった。稲を刈るのは鎌で、苗を植えるのも手だった。それはそれで楽しかったけれど、とても大変だった。

 

 でもいまは、コンバインと田植機でやっている。手作業のときの6分の1以下の人数で、米だけでなく小麦もつくれるようになり、2倍くらいの量を生産するようになった。1人あたりの生産量は、10倍以上になっているのだ。

 

 そして、今後も生産性は伸びていくはずだ。なぜなら、その根底には人間の成長欲求があるからだ。もっとよいものをつくりたい、もっとできるようになりたい、もっと人を喜ばせたい、もっと社会に貢献したい。

 

 こうした成長欲求は、先天的に備わっているもので、なくなりはしない。この僕たちの持っている成長欲求が原動力になっているので、生産性は伸び続けるはずだ。

 

 ただ君が世界経済へ投資をしたら、株価の暴落には必ず遭遇する。毎日下がり続ける株価を見ていると、下落の底がわからず、最初は、資産がほとんどなくなるのではないかと怖くなるはずだ。投資はこりごりだとやめたくなるかもしれない。僕も最初の暴落のときはそうだった。

 

 ただ、100年に一度の大暴落で、世界の株価が54%も急落したリーマンショックの際にも、株価は5年半で暴落前の最高値に戻り、その後も上昇を続けているのだ。

 

 さらに、暴落が起きたときでも毎月決まった金額を積み立てていけば、株価の下落とともに君の購入単価の平均は下がっていき、暴落前の資産に戻る期間を大幅に早めることもできる。世界の株価は、大暴落しても必ず回復する。投資に対して過剰に怖がる必要はないのだ。

 

 ただ、それでも君は投資をすること自体が難しそうだと思って、気後れしているかもしれない。心配はいらない。世界経済への投資は、給料から自動で定期預金を積み立てるのとさほど変わらない。それほどに簡単なのだ。

 

 それすら面倒くさいと思うかもしれないけれど、世界経済へ投資をした場合としない場合では、将来の資産に大きな差が出るので、手間を惜しまずに実行してほしい。

 

 投資を続けていくための具体的な手順は、とにかく毎月決めた金額を積み立てること。これを「ドル・コスト平均法」と呼ぶ。ドル・コスト平均法の最大のメリットは、世界の株価が高いときには株を多く買わずにすみ、株価が安いときにはたくさんの株を買えることだ。この手法で世界経済へ投資した場合と、しなかった場合では資産額が大きく異なり、35年後には約3000万円もの開きができている(初期投資額321万円、毎月2.7万円投資した場合)。

 

 ここでは、世界経済の投資によるリターン(株価の上昇率)を、やや保守的に年間で5%と想定している。これは世界の株価の過去20年(1999~2019年)における年間のリターンと同じだ。

 

 このリターンは、100年に一度の株価下落を引き起こしたサブプライムショックとリーマンショックを含めているので、やや保守的と捉えてよい。

 

 2つのショックの影響が薄まる過去30年で見ると、年間リターンは7.2%になる。今後は、技術革新によって生産性がさらに伸びていくことも考えられるし、世界人口の老年化で伸びが少し衰えることも考えられる。どちらのケースも想定できるけれど、やや保守的に5%くらいのリターンを前提にしておくのがよい。

 

 もちろん、これからの20年が同じように動くことはないけれど、上昇する年もあれば、下落する年もあるのは間違いない。それでも、世界経済の長期的な成長によって株価が上昇することを考えれば、毎月決まった額を積み立て投資するドル・コスト平均法で、長期的には君の資産は大きく増加するのだ。将来を楽しむためにも気負いせずにやってみてほしい。

 

 

 以上、秋山哲氏の新刊『20年で元本300倍 お金が集まる5つの原則』(光文社新書)をもとに再構成しました。個人投資家でUSJのマーケティングディレクターである著者が赤裸々に明かす、独自の投資術と仕事やお金との向き合い方。

 

●『20年で元本300倍 お金が集まる5つの原則』詳細はこちら

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