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PET、腫瘍マーカー、PSA…「先端がん検査」は本当に必要?

ライフ・マネー 投稿日:2020.12.07 11:00FLASH編集部

PET、腫瘍マーカー、PSA…「先端がん検査」は本当に必要?

 

 特定の病気を病気を見つけるための検査「検診」は、病気をピンポイントで早期発見し、早期に治療するためにおこなわれる。その代表が「がん検診」だが、種類も負担額もさまざま。そこで今回、消化器内科を専門とする医師の近藤慎太郎氏が、話題の「先端がん検診」について解説してくれた。

 

 

「全身のがんを一度で調べられる」が謳い文句の「PET検査」。いったい、どんなものなのか。

 

「特殊なブドウ糖を注射し、それを取り込んだがん細胞を映像化するのですが、はっきり言えば、精度は高くありません。PET検査では、すべてのがんのうち20%は見逃されてしまいます。

 

 頭頸部のがん、甲状腺がん、悪性リンパ腫には有効とされていますが、食道、肝臓、胃、前立腺、腎臓、膀胱などのがんについては、有効性が低い。また、被ばくリスクがあり、糖尿病を患っている場合は診断精度が低下するという欠点もあります」(近藤医師)

 

「腫瘍マーカー」という言葉も、聞いたことのある人が多いだろう。有効な検査なのか。

 

「腫瘍マーカーは、血液による検査の一種です。がん自体、もしくは体が、がんに反応して作り出す特定の物質を血液から分析し、数値の変化でがんの有無を判断します」

 

 手軽な検査に思えるが、じつは、がん検診の観点では問題点も多いという。

 

「腫瘍マーカーの数値が上昇しても、体のどこに、がんがあるのかは判断できません。また、がんができても、必ず腫瘍マーカーの数値が上昇するとは限りません。早期がんの段階で上昇することはほとんどなく、がんがないにもかかわらず上昇することも少なくありません。

 

 使用する意味があるのは、治療効果の判定や再発チェックなどの際で、がん検診としては使えないのが現状です」

 

 腫瘍マーカーの一種に、『PSA』というものがあります。前立腺がんが早期で見つかるという点で画期的でしたが、ここにも落とし穴があります。それは前立腺がんが、非常に進行の遅いがんだということ。前立腺がんがあっても、それが死因とならない人が多いのです。

 

 仮に治療した場合、排尿障害や勃起障害などの合併症を引き起こすリスクがあり、必ずしも早期発見がいいとは限りません」

 

 がんは、ただ見つければいいというものではない。限界や見つけた後のQOL(生活の質)も十分に考慮したうえで、がん検診を受けるべきだろう。

 

 

こんどうしんたろう
1972年生まれ。医師兼マンガ家。「近藤しんたろうクリニック」院長。日赤医療センターなどで勤務。消化器の専門医として、年間2000件以上の内視鏡検査・治療を手がける。著書に、『医者がマンガで教える 日本一まっとうながん検診の受け方、使い方』(日経BP)など

 

モデル・白宮奈々(ミスFLASH2020)

 

(週刊FLASH 2020年12月1日号)

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