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47都道府県「おらが村の女偉人伝」群馬県・原口鶴子/日本人女性初の心理学博士
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.12.10 16:00 最終更新日:2020.12.10 16:00
新型コロナウイルスの感染拡大で、年末も里帰りがしづらい状況に。「郷土愛」は、かつてないほど高まっているはず。ところで、その故郷が生んだ女傑をご存知ですか? そこで本誌が、47都道府県にまつわる「おらが村の女偉人伝」をお届け。今回は、群馬県。
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【群馬県】原口鶴子
大正時代に心理学者として活動した原口鶴子は、日本人女性として初めてアメリカの大学で博士号を取得した。
原口は1886年に群馬県富岡市に生まれ、日本女子大学校英文科を卒業。1907年にアメリカのコロンビア大学に留学し、高名な心理学者であったソーンダイクのもとで学んだ。知的作業時の疲労をテーマにした学位論文は、アメリカの心理学界でも注目を集めた。
帰国後、母校の教壇に立ち、精力的に活動したが、結核により29歳の若さで亡くなった。
写真・テス企画
(週刊FLASH 2020年11月24日号)