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47都道府県「おらが村の女偉人伝」東京都・翠川秋子/日本初の女子アナは青年と心中
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.12.13 16:00 最終更新日:2020.12.13 16:00
新型コロナウイルスの感染拡大で、年末も里帰りがしづらい状況に。「郷土愛」は、かつてないほど高まっているはず。ところで、その故郷が生んだ女傑をご存知ですか? そこで本誌が、47都道府県にまつわる「おらが村の女偉人伝」をお届け。今回は、東京都。
【東京都】翠川秋子
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“女性アナウンサーの草分け” ともいうべき存在が、翠川秋子だ。1889年に東京で生まれた翠川は、女子美術学校卒業後に結婚し、1男2女をもうけたが、1922年に夫と死別する。
その後、開設されたばかりの東京中央放送局(現在のNHK)に入り、「日本初の女性アナウンサー」となって毎朝のラジオの家庭講座を担当した。しかし男性社会の当時、翠川への風当たりは強く、1年足らずで退職。以後は雑誌記者などとして働いた。
1935年、45歳となった翠川は、房総半島沖で29歳の青年と心中してしまった。
写真・朝日新聞
(週刊FLASH 2020年11月24日号)