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47都道府県「おらが村の女偉人伝」長野県・松尾多勢子/“勤皇の母”と呼ばれた女性志士

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.12.19 16:00 最終更新日:2020.12.19 16:00

47都道府県「おらが村の女偉人伝」長野県・松尾多勢子/“勤皇の母”と呼ばれた女性志士

 

 新型コロナウイルスの感染拡大で、年末も里帰りがしづらい状況に。「郷土愛」は、かつてないほど高まっているはず。ところで、その故郷が生んだ女傑をご存知ですか? そこで本誌が、47都道府県にまつわる「おらが村の女偉人伝」をお届け。今回は、長野県

 

 

【長野県】松尾多勢子(たせこ)

 

 幕末の京都で、尊王攘夷派の志士として活動したのが松尾多勢子だ。1811年に信濃国伊那郡山本村(現在の長野県飯田市)に生まれた松尾は、19歳で結婚し主婦となった。だが、子供を育て終え、50歳を超えてから国学を学ぶようになると、尊王攘夷思想に目覚めた。

 

 1862年に京都に向かい、“歌詠みのおばあさん” という触れ込みで周囲の警戒心を解き、岩倉具視や久坂玄瑞、品川弥二郎などの志士と交流しながら国事に奔走した。明治維新を見届け、1894年に84歳で亡くなった。

 

写真・豊丘村

 

(週刊FLASH 2020年12月1日号) 

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