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47都道府県「おらが村の女偉人伝」岐阜県・下田歌子/女子教育に生涯をささげた歌人
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.12.20 16:00 最終更新日:2020.12.20 16:00
新型コロナウイルスの感染拡大で、年末も里帰りがしづらい状況に。「郷土愛」は、かつてないほど高まっているはず。ところで、その故郷が生んだ女傑をご存知ですか? そこで本誌が、47都道府県にまつわる「おらが村の女偉人伝」をお届け。今回は、岐阜県。
【岐阜県】下田歌子
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歌人であり、また明治から大正期にかけての女子教育に尽力したのが下田歌子だ。1854年に美濃国恵那郡岩村(現在の岐阜県恵那市)の武士の家に生まれた下田は、明治維新後の1872年に女官に抜擢されて宮中へ入り、宮廷で和歌などを教えるようになった。
1893年に皇女教育のための欧米教育視察を命じられ、欧米で女性の教育や地位向上の大切さを痛感した下田は、帰国後、一般女性への教育普及を目的とした「帝国婦人協会」を設立。その事業の一環として、実践女学校を創設し、校長に就任した。
写真・朝日新聞
(週刊FLASH 2020年12月1日号)