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47都道府県「おらが村の女偉人伝」福井県・幾松/捨て身の愛で桂小五郎を支えた

ライフ・マネー 投稿日:2020.12.21 16:00FLASH編集部

47都道府県「おらが村の女偉人伝」福井県・幾松/捨て身の愛で桂小五郎を支えた

 

 新型コロナウイルスの感染拡大で、年末も里帰りがしづらい状況に。「郷土愛」は、かつてないほど高まっているはず。ところで、その故郷が生んだ女傑をご存知ですか? そこで本誌が、47都道府県にまつわる「おらが村の女偉人伝」をお届け。今回は、福井県

 

 

【福井県】幾松(いくまつ)

 

 維新三傑のひとりである、桂小五郎(のちの木戸孝允)を支え、芸妓から木戸の正妻となった幾松(木戸松子)。1843年に若狭小浜藩(現在の福井県)の藩士の家に生まれた幾松は、14歳で京都の芸妓となる。そこで桂と出会い、恋人となった。

 

「禁門の変」が起きて、桂がぼろを着て橋の下に潜んでいたときは、かいがいしく食事を運び、桂が近藤勇に追われたときは、体を張って守った。周囲に反対されたが、恩義を忘れなかった桂の強い意向で、幾松は正妻に迎えられる。夫の死後、出家して菩提を弔った。

 

写真・朝日新聞

 

(週刊FLASH 2020年12月1日号)

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