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47都道府県「おらが村の女偉人伝」山口県・伊藤梅子/日本初のファーストレディ
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2021.01.04 11:00 最終更新日:2021.01.04 11:00
新型コロナウイルスの感染拡大で、年末も里帰りがしづらい状況に。「郷土愛」は、かつてないほど高まっているはず。ところで、その故郷が生んだ女傑をご存知ですか? そこで本誌が、47都道府県にまつわる「おらが村の女偉人伝」をお届け。今回は、山口県。
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【山口県】伊藤梅子
伊藤博文の妻として、日本初のファーストレディとなったのが、伊藤梅子だ。
1848年、長門国(現山口県)で生まれた梅子は、下関の置屋で芸妓となり「小梅」と名乗る。1864年ごろ、ロンドン帰りの伊藤博文に見初められた。伊藤は既婚者だったが、離婚して梅子と再婚した。
伊藤の激しい女遊びは続いたが、梅子は取り乱さず、家に連れてきた芸者にむしろ手土産を渡すなど、伊藤に尽くした。また、国際的な社交の場にそなえて英語も学んだという。
写真・朝日新聞
(週刊FLASH 2020年12月8日号)