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【4月6日の話】日本初のボートレースが開催…当時の舟券の値段は?

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2021.04.06 06:00 最終更新日:2021.04.06 06:00

【4月6日の話】日本初のボートレースが開催…当時の舟券の値段は?

開催当初のスタート風景

 

 1952年4月6日、日本で初めての「モーターボートレース」が、長崎県大村市にある大村ボートレース場にて開催された。公営競技としてボートレースが行われたのは、世界初となる。

 

 戦後間もない1946年に競馬が復活し、1948年には競輪、1950年にはオートレースがスタートするなど、いわゆる「公営競技」によって地方自治体の財源を確保する動きが続いていた。1951年にモーターボート競走法が制定され、翌年、日本初のボートレースが開催されることになる。

 

 

 初開催のポスターを見ると、舟券は今と同じく1枚100円。当時にしては高額だ。

 

 大村市モーターボート競走事業管理者の馬場宏幸さんは、「初のレースは69年も前になりますが、当時は、国内や諸外国にも例を見ない、まったくゼロからの取組でした。強い信念と情熱を捧げ、大変な勇気と決断力をもって取り組まれた方々がいたおかげで、今があります」と語る。

 

「当時は戦後すぐで、財政難に苦しんだ時代でした。未知のボートレース事業に着目され、誘致し、競艇場の開設までおこなわれたことは、私たちの想像をはるかに超える苦労があったと思います。

 

 現在はスマホが普及し、ボートレースに限らず、すべての公営競技において電話投票・ネット投票が主流になっています。

 

 しかし、レース場は事業運営の根幹です。今後も公正・安全な競技運営をおこない、ボートレース場のイメージアップをはかり、ファンの皆さまの期待に応えていきたいと思います」(馬場さん)

 

写真提供:大村市競艇企業局企画課

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