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「ビールで痛風になる」は嘘だった! 生活習慣にまつわる“健康迷信”を東大卒医師が解説

ライフ・マネー 投稿日:2021.04.07 16:00FLASH編集部

「ビールで痛風になる」は嘘だった! 生活習慣にまつわる“健康迷信”を東大卒医師が解説

 

「ビタミンCで風邪が治る」「ブルーベリーで視力が回復する」……。「健康」をうたった、真偽不明の情報があふれる日本。そんな現状を憂うのは、医師の大脇幸志郎氏だ。

 

 大脇氏は東京大学医学部を卒業後、医療IT会社などに勤務しながら2017年に医師免許を取得。医療情報サイトの運営を経て、現在、医療現場の最前線に立つ。氏が翻訳した『健康禍』(生活の医療社)が話題となっている。

 

 

「健康を最優先に考える思想が、世の中全体を支配しています。いわば『健康』を強制する圧力。そういった現象を、『健康禍』と呼んでいます」

 

 いわゆる健康法に限らず、患者として受ける「医療」も含め、絶対ではないと大脇氏は語る。

 

「生活習慣に気をつけて、脳疾患や心臓疾患を防ごうというのが予防医学ですが、気をつけても効果はたかが知れている場合が多いんです」

 

 以下で、予防医学にまつわる嘘と真実について、大脇氏に検証してもらった。

 

(1)高血圧
 日本では、上(収縮期血圧)が140以上、下(拡張期血圧)が90以上で高血圧と診断される。だが、基準値に振り回されることはないという。

 

「血圧が170、180でも、脳卒中や心筋梗塞を起こさない人もいます。統計的には、血圧を下げたほうが病気になる人数が減るのですが、個々人の運命は予測できません。

 

 肝心なのは、急に倒れた場合に備えること。自分に意識がないとき、以前どんな病気にかかったか、どんな薬を飲んでいるか、緊急連絡先は……といったことを、どう医師や看護師に知らせるか。かかりつけ病院の診察券や、お薬手帳に書いた情報がカギになることも」

 

(2)痛風
 痛風は、体内で結晶となった尿酸が引き起こす。尿酸のもとはプリン体だから、プリン体が含まれる食品を摂らないように……というのが、よく語られる。とくに槍玉に上がるのがビールだが、大脇氏は「これこそ迷信」と切って捨てる。

 

「ビールにプリン体は、わずかしか含まれていません。同じ重量で比べると、肉や魚のほうが10倍から100倍も多いんです。しかも、もともと体内で作られるプリン体の量は、食品から摂取する量の数倍です。ビールをやめて焼酎にしても意味はありません。

 

 尿酸値が高いと薬を処方されますが、薬で初発の痛風を防げるという証拠はなく、薬によっては、重大な副作用のリスクが疑われているのです」

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