答えは、埼玉県比企郡にある「吉見百穴」です!
6世紀末から7世紀後半に造られた日本最大の横穴墓群である吉見百穴は、トルコの世界遺産にも似た景観から「埼玉のカッパドキア」とも呼ばれます。
横穴の数は219基。斜面のあちこちに階段が設置され、一部の横穴には実際に入ることができるんです。
「穴の内部は3畳ほどの広さがあり、『棺座(かんざ)』と呼ばれる、死者を横たえて安置したベッドのような床があります。
似たような横穴墓は各地にありますが、吉見百穴の特徴はその高さです。斜面の上から下まで蜂の巣のように密集している姿は、他では見られません」(広報担当者)